4月 10, 2017 17:03 Asia/Tokyo
  • アメリカのシリア攻撃、戦略の誤り

イランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師が、イラン軍の司令官らとの新年の会談で、アメリカの最近のシリアへの軍事行動について、重要な点を含む演説を行いました。

この出来事に関する分析は、様々な面から重要性を有しています。ハーメネイー師はこの会談で、アメリカの最近のシリア攻撃についていくつかの側面から分析を行い、「アメリカが行ったことは戦略的な誤りであり、彼らは過去の人々の過ちを繰り返している」と語りました。また、「アメリカの以前の責任者は、ISISを生じさせたか、あるいはそれを支援した。アメリカの現在の責任者も、ISISか、それと同様のグループを強化しようとしている」と述べました。さらに、「これらのグループの危険性は将来、アメリカに降りかかるだろう」と強調し、「ヨーロッパは現在、過激派の強化という過ちに巻き込まれている。人々は安全な家や通りを有しておらず、アメリカもまたこうした過ちを繰り返そうとしている」と述べました。

アメリカは先週、シリアのイドリブで行われた不審な化学兵器による攻撃について、シリア政府の関与を疑いました。

エフェクト

アメリカはシリアへの侵略を正当化する中で、この攻撃は化学兵器を使用するシリアの力を失わせるために行われたと主張しました。これは根拠のない主張です。アメリカは先頭に立って化学兵器の使用者に対抗すると主張してきましたが、その黒い経歴の中で、化学兵器の使用や供与など多くの人類に対する犯罪を行っています。

この犯罪の一つが、イランイラク戦争中のイランやイラクの人々に対するサッダームフセインの化学兵器による攻撃で、数千人が犠牲になりました。今も、アメリカの兵器庫は化学兵器や生物兵器、大量破壊兵器にあふれており、アメリカは今後、人類に対する犯罪においてこれらを使用する可能性があります。

最高指導者は、アメリカの行動を分析する中で、「アメリカはイランイラク戦争時に、こうした兵器をサッダームに供与した国の一つだ」としました。この人類に対する犯罪の中で、現在、シリアの出来事における偽善者であるヨーロッパの政府も、イランイラク戦争中に化学兵器をサッダームに供与しました。

こうした経歴を考慮すると、今回の出来事を分析する中で、「アメリカのシリア攻撃は、まさに国連がジュネーブ協議のために最終的な努力を行っている中で行われた」と言うべきでしょう。こうした点に注目し、この攻撃はアメリカのシリアへの更なる干渉に向けたシナリオ作りを目的に行われた、と仮定することができます。実際、アメリカは、奇襲攻撃だけがシリア情勢の流れを逸脱させることができると考えています。

このことから、アメリカのミサイル攻撃は、あらかじめ計画されたもので、シリアの政治協議の流れを軍事的な方向に導【きうる】ものです。これは最高指導者の言葉を借りれば戦略の間違いであり、アメリカはこの泥沼にはまり、そこからは簡単に抜け出すことはできないでしょう。アメリカはこうした行動に出ることで、国際法に基づく全ての法規を問題に直面させており、これは世界全体、地域にとって予想のつかない危険を伴うものなのです。

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