2019年11月21日19時36分
  • イランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師
    イランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師

イランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師が19日火曜、実業家、起業家、生産業者ら2500人を前に演説し、「基本的な戦略やなすべきことは、国内生産の強化と繁栄により、経済を制裁の弊害から守ることだ」と語りました。

ハーメネイー師は、「今後1年以内に制裁がなくなるなどと考えるのは無意味な空想だ」とし、「我々が覇権主義戦線の問題を熟知している限り、制裁は今後しばらくは存在するだろう。ゆえに、国家経済を救うために制裁の解除を待ちわびたり、ある国の措置やある人物の有無といったことを問題にしてはならない」と述べました。

「経済戦争」は、超大国とそれ以外の国との間に常に存在してきた現象です。特に現トランプ米政権の時代において、この戦争は中国や韓国、ヨーロッパ、およびその他の地域を標的に展開され、またイランに対しては制裁という残忍で怨恨に満ちた犯罪という形で勃発しています。

ハーメネイー師はこれ以前にも、イスラム革命の新たな10年間の始まりに際し、声明を発表し、「強力な経済は、他国の覇権や勢力の及ばぬ国家の重要な要素・強みである。脆弱な経済は敵に干渉され、勢力を及ぼされ支配される下地をつくる弱点となる」と語りました。

疑いなく、石油収入にむやみに依存することは経済に破壊的な悪影響を及ぼします。ただし、石油経済から距離を置くことは1日という短期機関で実現不可能であり、これまで長年にわたり石油に依存してきた経済にとって、目的や計画を伴った歩みを踏み出す必要があることも認めなければなりません。

イラン人経済学者マシャーイェキ氏はこれに関して次のように述べています。

「石油経済に依存する国は石油収入の減少に直面しており、その困難を打開する必要がある。第2に国家経済が石油に強く依存していた時期には常に、原油価格が政治的な理由や世界経済の変動により値下がりに直面するときには、この変動の波は国家経済のライフラインをかく乱することになる。このため、国家経済は石油から距離をおく必要がある」

ハーメネイー師が指摘しているように、外国との経済取引の経験から、外国が特に石油や石油化学、自動車をはじめとする部門における基本的な技術をイランに移転したくないことが分かっています。この事から政府系機関はこれらの技術獲得に向けて国内の可能性を生かす必要があるがるのです。

ハーメネイー師は、何らの助けもなしにES細胞という複雑で稀な技術や、3.5%から20%濃度へのウラン濃縮技術を獲得することになった正確な思想が果たして、油田からより多くの原油を採掘する技術を獲得することができないのか、という疑問を提示し、「それが確実に可能であるゆえに、国内にあるこの無比の可能性を活用すべきだ」との回答を示しています。

実際に、行動・機能面での弱さは、国家経済を内外から問題に直面させています。外的な問題とは、敵による制裁や圧力であり、国内問題が改善された場合には、それらの影響は緩和され、または解消されると思われます。そして、内的な問題とは、管理行政や構造面での欠陥をはじめとするものです。

ハーメネイー師の前日の演説は、この現実を改めて強調しています。これに関して、ハーメネイー師は最後に以下のように強調しています。

「イラン国民は軍事、政治、(この数日間に発生した暴徒らによる破壊行為等)安全保障面での戦いの場において、敵を後退させている。そして神の恩恵により、経済戦争においても敵を決定的な退却に追い込み、現在の行動の継承により生産の繁栄と経済発展の道を歩み、輝かしい未来を実現させるだろう」

 

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