2月 17, 2020 21:14 Asia/Tokyo
  • ローハーニー大統領
    ローハーニー大統領

イランのローハーニー大統領が16日日曜、14回目となる記者会見に臨み、対米交渉を初め、イランイスラム革命防衛隊ソレイマーニー司令官を暗殺したアメリカの国家テロに対する断固たる報復、またイランで実施される選挙などについて、国内外の記者らの様々な質疑に回答しました。

この記者会見は、3つの重要なポイントに基づいて解釈・分析することができます。

第1のポイントは、米国の覇権主義的な体質やイラン核合意への圧力という流れの舞台裏に潜む目的に言及したことです。

核合意破壊を目指す米国の目的は、イランの立場後退と、自らの過剰な要求にイランを従わせるという誤算に基づいた最大限の圧力行使です。しかし、このような目的が実現することは決してないでしょう。これに関するローハーニー大統領が16日に行なった演説は断固たる明快なものでした。

ローハーニー大統領は第14回記者会見の場で演説し、「米国は最大限の圧力により、我々を疲弊した状態で協議の席に引きずり出すことができると思い込んでいた」と指摘しました。

そして、「我々は力と能力、威信をもって世界に向かって我々の真理たる言葉を明快に発信してきた。我々が疲弊した状態で協議の席に着くことはない」と強調しています。

第2のポイントは、ローハーニー大統領の見解は、地域に一方的な行動をもたらした米国による諸問題や安全保障に対する見解だということです。同大統領はこれに関して、地域の安全確立を目指す「ホルモズ平和構想」と名付けたイランの戦略を含め、いくつかの重要な点を指摘しました。

地域における近年の出来事に対する視点は、地域での緊張や情勢不安の発生に、米国やシオニスト政権イスラエルに加え、サウジアラビアなどの国も関与していたことを物語っています。サウジアラビアは、これまで5年近くにわたって対イエメン侵略戦争に関わっています。この5年間、サウジの政策は、この侵略を続行することでした。しかし、これは膨大な出費を伴う誤った選択で決してサウジがこの戦争に勝利することはありません。

サウジ政府は現在、敗北した状態にあります。もはや他国に情勢不安の代償を押し付けることはできない状態です。

ローハーニー大統領は、「我々は常に、この地域に安全を確立することを追求してきた。先月殉教したわが国のイスラム革命防衛隊の故ソレイマーニー司令官は、西アジアやペルシャ湾という一触即発状態にある地域で平和や安定を追求し、同時に常にこの道において奔走し、彼の最後の努力もこの道にそってのものだった」と述べました。

また、「ソレイマーニー司令官は、イラク首相との協議に向かう途中で非業の殉教を遂げた」と強調しました。

全ての地域諸国の安全やサウジにとって利益をもたらすのは、過去の誤ったアプローチを転換することにあるのはもはや疑いの余地はありません。

しかし、ローハーニー大統領と記者団との質疑応答の大部分を占めたのは、次に挙げる3つ目のポイントでした。それは今月21日に投票が予定されている選挙に関するものでした。

ローハーニー大統領は、「イランの選挙は事前に計画された見せかけの芝居に過ぎない」とした、米国務省のブライアン・フック(BrianHook)イラン担当特別代表の最近の発言に強く反発し、「イランの民主主義は、世界各国さらには欧米諸国における民主主義よりもっと現実的なものだ」と述べました。

イラン護憲評議会のキャドホダーイー報道官も、この事実にツイッター上で言及し、フック代表の発言に次のように反論しています。

「トランプ米大統領は今なお、フック代表が選挙対策で考案した、自身のライバルに勝つために他国に助けを求めるという愚策にがんじがらめになっている。米下院選挙の投票率は50.4%が最高で、しかもそれは1914年のものだった。しかし、イラン国民は米国の民主主義を模倣する必要はない」

41年前の経験は、選挙の大々的な実施がイランの利益となり、敵にとっての打撃となることを示しています。まさにこのために、米国は常にイラン国民を選挙に参加させまいと働きかけているのです。この現実や今回のローハーニー大統領の記者会見に照らせば、来る選挙という重要な課題、そしてそれこそがイラン国民の団結や力に及ぼす効果への視点という明白な解釈にいたる事ができるのです。

 

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