7月 12, 2020 18:07 Asia/Tokyo
  • ハーメネイー師と習近平国家主席
    ハーメネイー師と習近平国家主席

イランと中国間の包括的な25ヵ年協力文書は、数日間にわたり政界の一部やメディアの憶測を呼び、この問題はイラン当局からの反応を引き起こすことになっています。

イランのケシャーヴァルズザーデ駐中国大使は11日土曜、自身のツイッター上で次のように述べています。

「25年間にわたる包括的なイランと中国の協力計画の一環としてなされた”キーシュ島の中国移譲、中国軍のイラン配備」などといったバカげた笑止千万な主張は、偉大なるイラン国民の集合知に対する侮辱である」

そして、この計画が相互の尊重と利益に基づいてプログラムされていることを明らかにしました。

米国国務省は最近、ツイッター上で、この文書を1828年にロシアがカージャール朝イランに締結させた不平等条約・「トルコマンチャーイ」条約にたとえ、イランと中国の関係を漠然とした、また歪曲されたイメージで描こうとしました。この条約は、当時のイランが、コーカサス地方の一部をロシア帝国に譲渡することになった条約のことです。

このような世論操作は文書の内容にはともかく、世界のエネルギー大国の1つであるイランと、米国の政治的、経済的ライバルである中国との間の、戦略的かつ長期的な協力の原則が、米国当局にとっては好ましくないことを示しています。

この合意は、5年前の中国の習近平国家主席のテヘラン訪問の際に両国の当局者の間で議論されました。

イランイスラム革命最高指導者ハーメネイー師は、2015年2月の習近平国家主席との会談で、一部諸国、特に米国と他の不誠実な協力国の他国に対する覇権主義的政策について言及し、次のように強調しました。

この状況は、独立国が互いにより協力を求め合う結果を招いた。25年間の戦略的関係のためのイランと中国間の合意も、この枠内でのことであり、双方が真摯にこれを追求することで、合意事項を運用段階にまで到達させければならない。

習近平国家主席もこの会談で、「イランの地理的、人的、エネルギー面での」数多くの利点を指摘し、「中国とイランの経済は補完的である。今回の訪問では、特に25年間の戦略的協力のための計画づくりをめぐり合意できた。また、我々には戦略的パートナーとしてのレベルで、文化、教育、技術、軍事、安全保障の各セクターにおける協力の拡大とその深化への準備が整っている」と語りました。

このことから、イランと中国の関係に反対する者がいるのは当然のことと言えます。

アンサーリー経済担当次官

イラン外務省のアンサーリー経済担当次官は、イスラム革命の勝利後、東側に目を向けることが常にイランの政策戦略であったと指摘し、「中国との関係は真剣であり、25年間文書における両国間の協力の中心軸は、経済的、戦略的なものであるため西側諸国がこれらの関係を懸念するのは当然のことだ」と語りました。

確かなことは、地理的な可能性と歴史的関係を考えると、イランと中国との関係は遠い昔から深い経済関係のもとに成り立っていたということです。この関係の歴史により、両大国は長期的な関係を計画する必要があります。イランと中国の関係は、石油とエネルギーに限定されるものではありません。両国の貿易関係には多様性が生じており、この多様性に基づき広範囲にわたる協力が行われています。

 

もう一つのポイントは、変革する世界における中国の戦略的かつ決定的な役割です。今日、中国はまぎれもなく国際舞台に登場しています。イランもまた、この地域で重要で決定的な役割を担っています。したがって米国は、制裁のもとでイランとロシアや中国などの大国との関係を歪曲して見せかけようと多くの目的を持っています。その一つが、独立国、特に中国、ロシアとイランとの関係拡大を防ぐことです。しかしながら、このような動きにもかかわらず、イランと中国間の協力は非常に顕著、かつ強固で戦略的なものです。

 

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