10月 29, 2020 16:31 Asia/Tokyo
  • イランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師
    イランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師

イランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師が、メッセージの中でフランスの若者らに対し、「諸君の大統領に対して、なぜ神の預言者への侮辱をよしとし、これを表現の自由とみなすのかと問いただしてみてほしい」と語りました。

28日水曜にSNS上でフランス語により発表された、フランスの若者らに対するハーメネイー師のメッセージでは、「ご自分の大統領に尋ねていただきたい。なぜ、神の預言者への侮辱を 支持し、これを表現の自由とみなすのかと。また、表現の自由とは一体何なのか、それは、神聖なる偉人に対する侮辱や悪態なのか、そのようなことをするという愚鈍な行動が、彼(マクロン氏)を自らの大統領に選んだ国民の常識を侮辱することではないのか、と聞いてみてほしい」と述べています。

さらに続けて、「その次に出てくる疑問は、ホロコーストに疑問を持つことがなぜ罪なのか、また、これに関して何か意見すれば刑務所行きであっても、預言者への侮辱は自由なのか?ということである」と強調しました。

ハーメネイー師のメッセージ

 

マクロン・仏大統領による、イスラムの預言者を侮辱した内容の風刺漫画への支持発言は、全世界のイスラム教徒の怒りを引き起こしています。フランスでは、これまでに何度も、イスラムの預言者の神聖性への侮辱が、表現の自由の名目で語られています。

フランスをはじめとする一部の西側諸国は、民主主義や表現の自由を口実に、自らの政治的な利益や政策を推進しています。この点から、イスラムは本来慈愛、平和と友好の宗教であるにもかかわらず、西側世界でのイスラム恐怖症はフランスが先導しています。

イスラムの預言者ムハンマドは、イスラム教徒同士の団結の要であるとともに、そのほかの啓示宗教の敬意の対象となっています。様々な宗教への敬意は、人々の間の信頼構築や平和と懇親の基本とされています。

いずれの宗教やその傘下の各宗派においても、過激主義は非難されており、このような挑発行為がフランス政府関係者の政治的な利益の推進の手段とされてはなりません。表現や信条の自由を口実とした、フランス大統領によるイスラム預言者の侮辱は、決して正当化・擁護できるものではなく、また各宗教の信者間の建設的な共存や平和に寄与するものでもありません。

これに関して、カルデア典礼カトリック教会のルイス・ラファエル1世・サコ・バビロニア総大司教は28日、声明を発表し、「全ての宗教は慈愛や平和、協力、人々同士の信頼構築を基盤としたものであるべきで、嫌悪感や暴力を助長するものであってはならない」と語りました。

イスラム教徒に対するフランス大統領の行動は、いずれの宗教や慣習においても容認されることはなく、国際的な懸念にまで発展しています。マクロン氏が、大統領という国家元首の地位にありながら表現の自由の行使において矛盾を引きこしていることは、彼を大統領に選出した国民への不敬行為とみなされます。それは、表現の自由は決してほかの宗教への侮辱を意味しないからです。

特筆すべきことは、マクロン大統領が仏風刺漫画雑誌シャルリー・エブドによるイスラム預言者侮辱漫画の掲載を支持した一方で、同じフランス社会ではホロコーストといった歴史的問題の一部に関して発言した場合には罪に問われることがあるという点です。

フランスをはじめとする西側社会のこうした二重基準やダブルスタンダードは、もはや支配的なアプローチであり、こうした政策のもとで一部の西側諸国は世界に対する自らの戦略を定義づけています。そして、このことを証明する中心にあるものが、イスラム恐怖症なのです。

 

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