3月 02, 2021 02:14 Asia/Tokyo
  • IAEA国際原子力機関のラファエル・グロッシ事務局長
    IAEA国際原子力機関のラファエル・グロッシ事務局長

IAEA国際原子力機関のラファエル・グロッシ事務局長が、「イランの核活動に対する検証の停止はいずれも、同国の責務履行状況の報告に影響する」と語りました。

1日月曜、35の理事国の参加によりIAEA定期理事会が開始され、イランと核合意にスポットを当てた議論が行われています。

西側諸国のメディアは、「米国はIAEA理事会にて、対イラン決議案を提出する意向だ」と報じました。

ファールス通信によりますと、グロッシ事務局長は同理事会会合の開始に当たっての冒頭陳述において、イランが追加議定書の自発的な実施の停止を決定したことに触れ、「現段階での当機関の検証および監視活動の停止または制限は、イランの義務履行状況を報告する当機関の能力に深刻な影響を及ぼす」と述べています。

また、イラン国内に未申告の核施設が存在するとした一部の主張や疑惑を繰り返し、「イランから申告されていない場所に、同位体変位粒子を含む人為的起源を持った多数のウラン粒子が存在することは、その場所に核物質で汚染された機材が存在したことを明確に示すものだ」と主張しました。

グロッシ事務局長は、数ヶ月前に報告の中で、イランの未申告の核物質と施設の問題は解決されたとしていたにもかかわらず、1日月曜の定期理事会では、「IAEAにいずれも報告されていない他の3つの場所を考えると、イランはこれらの場所に核物質が存在する可能性についてのIAEAの質問のいずれにも回答していない」と主張しています。

先月15日、イランは、同国国会で可決された法律の枠内で、IAEAに対し核合意の下での自主的措置の実施停止を文書にて通告しました。

この法の第6条に基づき、イラン政府は先月23日までに核合意の下で追加議定書を超えた監視目的の査察受け入れの停止を義務付けられました。

イランは、核合意のもとでの保障措置は、制裁が解除された場合にのみ元に戻すことができると述べています。

こうした中、ザリーフ・イラン外相は同日、IAEA定期理事会会合の開始を前に、同理事会内で対イラン決議採択の動きがあることに触れ、「ヨーロッパは、理事会で米国を支持することによって誤った行動を開始した。だが、我々はこの動きが事態をかく乱するだろうと見ている」と語りました。

また、「現在の混乱した状況に関しては、理事会のすべてのメンバーに説明されている」とし、「我々は、理性が優勢となることを願っている。そして、そうならなければ、イランとしてこの点に関する方策を有している」と述べています。

 

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