6月 20, 2021 15:41 Asia/Tokyo
  • イラン大統領選
    イラン大統領選

18日金曜に実施されたイラン大統領選に、同国民がこぞって意欲的に参加したことは、西アジア地域にいくつものメッセージをもたらしました。

アラブ・イスラエル枢軸が宣伝した制裁政策は効果なし

イラン大統領選挙実施よりかなり前に、いくつかのアラブ系メディアとシオニスト政権イスラエルのメディアは、大々的な宣伝により世論に影響を与えることによって投票率の引き下げを狙う一方で、イスラム共和制の受容や正当性に疑問を提示しようとはかりました。一部のアラブ諸国とイスラエル政権が予想したのは、特にトランプ前米政権によるイランの人々に対する最大限の圧力行使政策の結果としての経済問題を理由に、投票率が非常に低くなる、というものでした。しかし、イランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師は、今月16日の演説でこうした工作を指摘し、「イランの選挙を批判する輩の中には、投票箱とミカン箱を区別しない者もいる」とコメントしています。

敵の挑発に対するイラン国民の内部団結

イランの選挙に反対する勢力の工作へのハーメネイー師のこの断固たる反応は、国民が選挙に大々的に参加したことにより完結しました。この選挙の最初のメッセージは、イラン国民が敵のプロパガンダの影響を受けず、このプロパガンダに直面しても彼らの団結を維持するだろうというものでした。レバノンの新聞アル・ビナーは、「実際、イラン人以外の国の人間は、イラン人が敵に立ち向かい、あらゆる集団に対し自らの独立を守るために団結している、という事実を完全に理解する必要がある」と報じています。

 

現体制へのイラン国民の再信任票および、合法性に疑問を提示する敵国政策の失敗

イラン大統領選が発信したもう1つの重要なメッセージは、イスラム共和制に対する国民の信任票および、国民が経済問題の責任をイスラム共和制に問うているのではなく、そうした問題が外国の大規模な圧力および、一部の人為的機能不全によるものだと認識しているということです。これに関して、イスラエルの新聞ハアレツの西アジア問題アナリストはある論説において、「イランの選挙への人々の参加は、現体制への再度の信任票となった」と述べました

 

米国による最大限の圧力行使の失敗

イランに対する最大限の圧力行使というトランプ前米大統領の政策の重要な目標の1つは、選挙の場を含む政治の舞台へのイラン市民の参加に影響を及ぼすことでした。しかし、昨日の選挙に有権者全体の約半数が参加したことは、この政策が失敗したことを証明しています。レバノンのニュースサイト・アルアヘドのムフタール・ハッダード解説員は、「この選挙は、イランがその権力と権威をもって、国家の結束を標的にその進歩への道を妨害するあらゆる工作を阻止したことを示した」とコメントしています。

 

イスラエルの政治・社会的分断とは相反した、イラン国民の結託

イランの選挙は、全ての政治的派閥・潮流の参加により、大衆の団結の舞台となりました。しかし、その一方で今月13日のイスラエル議会・クネセトは大規模な政治・社会的分裂や混乱の場だったと言えます。

イランの選挙には一切行き詰まりや滞りは生じさせていませんが、イスラエルにおける権力組織は過去2年間に4回もの選挙を実施し、しかもその挙句、相互に矛盾した思想をもつ人物らが寄り集まっての連合内閣が登場しました。これに対し、イランの内部的結束や、重要な出来事が安全かつ確実に終了したことは、イスラム共和制の権力を後方から支える、勝利を決める切り札だと言えます。さらに、イスラム革命や抵抗を軸にしたモチーフによって構成される政権の誕生は、イスラエル当局にとっての懸念材料となっています。この点を踏まえ、レバノンのアルマヤーディン・テレビは、「イランの選挙の声は、イスラエル政権内でも強力に聞こえ、同政権の懸念のしるしであることは一目瞭然である」と報じています。

 

ラジオ日本語のユーチューブなどのソーシャルメディアもご覧ください。

https://twitter.com/parstodayj

https://www.instagram.com/parstodayjapanese/

http://urmedium.com/c/japaneseradio

タグ