10月 24, 2021 01:30 Asia/Tokyo
  • イランの核活動
    イランの核活動

欧米諸国の代表者らが22日金曜、フランス・パリにて会談した際、フランスはイランに対し核活動を制限するよう要求しました。

フランス外務省のAnne-Claire Legendre報道官は声明の中で、ヨーロッパ諸国による核合意内の約束不履行には触れずに、イランを核合意違反で非難するとともに、同国に対し、IAEA国際原子力機関との完全な協力の再開を求めています。

同報道官はまた、「欧米各国は、イランの責務履行復帰と米国の核合意復帰に関する合意が速やかに締結されるべく、対イラン交渉に即刻戻る準備ができている」と主張しました。

核合意への復帰は、この多国間協定に基づきイランの利益を保証し確保するために、行動を伴う具体的な結果が得られるという条件で、イランにとって重要性を帯びてきます。しかしこれまでのところ、米国とヨーロッパ3か国、すなわち英独仏は、この点に関して本格的かつ現実的な行動をとっていません。

核合意に最初に違反したのはアメリカです。米国はこの点に関して広範囲にわたる完全な違反を犯しており、欧州トロイカである英独仏はまた、核合意の下で約束されたイランの利益の確保や、これに関する自らの約束への怠慢と無関心にとらわれています。ヨーロッパは、本題から逸脱した問題提起による声明という形で、事実上は核合意違反を正当化するための口実を探しているのです。こうした行動は、欧米諸国が核合意復活交渉の下で新しい状況を作り出そうとしていることを示しています。

IAEAがイランによるすべての義務の履行の事実を認めたにもかかわらず、米国政府は2018年5月8日に一方的に核合意から離脱しました。米国を核合意に復帰させることを目的に、これまで6回にわたりオーストリア・ウィーンで交渉の場が設けられ、核合意に残っている国々が参加しましたが、受け入れられる結論には達していません。米国とヨーロッパは現在、イランにウィーン協議への復帰を促す一方で、同時にイランに新たな制裁を行使しています。これは公然とした矛盾であり、建設的なメッセージを伝えるものではありません。

イランと5カ国グループとの核協議

 

核合意は国連安保理決議2231に基づいて、核合意のイランとその他当事国の双方に対し義務や約束事を定めていますが、相手側である欧米諸国はそれらの責務履行を、自らの目標達成のための担保にとっています。過去の行動を継続し、イランの平和的核活動について根拠のない主張を繰り返すことは、確実にIAEAにさらなる打撃を与えることになります。

フランス人アナリストのAlexandre Austin氏は、ヨーロッパ側の行動の矛盾、およびヨーロッパ側がなぜ核合意維持を強調する一方で、アメリカの制裁政策に追従しているのかということに関して、ヨーロッパが核合意に基づく一連の制裁解除後に、アメリカの制裁に同調してきたこと指摘するとともに、これを誤った行動だとしています。

米国が核合意から離脱し、対イラン制裁を再開したとき、ヨーロッパは米国市場の喪失を恐れて、イラン市場を後回しにするという選択をしました。これは換言すれば、ヨーロッパもこの出来事の犠牲者だということになります。

アミールアブドッラーヒヤーン・イラン外相は最近のロシア訪問において、「交渉が過去8年間の道筋をたどり、交渉が交渉のためのものとなるようであれば、イランは確実にその枠組みの中でしかるべき時にしかるべき決断を下すだろう」と語りました。

イランのこうした立場は、核合意に対する同国の戦略が透明で論理的なものであり、イランの核合意復帰がこの国際合意の相手側の誠意や善意、意欲にかかっていることを示しています。

 

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