10月 27, 2021 17:47 Asia/Tokyo

テヘランでは27日水曜、アフガニスタン情勢をめぐる同国の近隣諸国の第2回外相級会合が開催されました。

今回の会合は、対面式とオンライン方式の組み合わせにより開催され、開催国イランおよび中国、パキスタン、ウズベキスタン、タジキスタン、トルクメニスタンの6カ国に加えてロシアの外相らが出席します。

なお、会合の冒頭ではイランのライースィー大統領が演説を行い、グテーレス国連事務総長もこの会合に宛ててメッセージを発信することになっています。

イランのアミールアブドッラーヒヤーン外相は先月8日、パキスタンでオンラインで主催された第1回アフガン近隣諸国外相会議で、イランがアフガン人同士の対話の促進に向け自らのすべての可能性を提供する用意がると表明していました。

第1回会合の終了声明では、「アフガン国民が自国の将来を決定すべきであり、同国問題に対する軍事的な解決手段は存在しない。またアフガン国内のすべての民族集団の参加による包括的政治構造体の結成が必須である」とされています。

現在、アフガニスタンで重要な情勢変化が発生しており、そうした変化は同国の近隣諸国を含めた地域全体の治安や政治、経済、社会といった分野に影響を与える可能性があります。これに基づき、アフガニスタンの近隣諸国の1つであるイランは、アフガンでの和平プロセスの推進に向けた地域的協力を重視しています。このため、イラン外相はカタールやオマーン、トルコ、パキスタン、インドネシアの外相らのほか、国連事務総長やOICイスラム協力機構の事務局長らと電話会談し、特に礼拝者に対するテロ組織ISISの攻撃をはじめとした、アフガン国内でのテロ攻撃の拡大に懸念を表明しました。

現在のアフガン問題で最も重要なことは、ISISの再台頭です。イランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師は今月24日、イスラム団結会議において、「最近アフガン国内のモスクで発生した、イスラム教徒や礼拝者らに対する痛ましい爆弾テロは、ISISにより実行されたものである。また、アメリカは自らがISISを結成させたと公言している」と語りました。

イラン最高指導者ハーメネイー師

こうした中、イランが押し寄せるアフガン難民の新たな波に直面しており、また、アメリカによる一方的・圧政的な制裁のため国内に生じた一連の経済問題に直面している中、国際社会はこれに関して、難民らのニーズ確保に向けた必要な支援を行うことが必要となっています。

今回のアフガン近隣諸国外相会合をイラン政府が開催していることも、同国が様々な局面においてアフガン国民を支援していることを物語っています。イランはまた、現在の政治および安全保障上の問題からのアフガンの打開策を、外国の干渉なしにアフガン人同士の対話をもって、そしてアフガンのすべての民族・宗教集団や当事者の参加による包括的政権の発足に向けた努力と見なしているのです。

 

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