11月 20, 2021 21:31 Asia/Tokyo
  • イランとアメリカの国旗
    イランとアメリカの国旗

米国の違法な対イラン制裁の解除を目指しての協議の新ラウンドは、今月29日にオーストリア・ウィーンにて開催が予定されている中、米国は善意を示すために具体的な措置を講じることなく、イランに対する新たな制裁や声明の発表により、問題をはぐらかそうとしています。

アメリカ国務省イラン担当特別代表のロバート・マレー氏および、英独仏の代表者ら、並びにGペルシャ湾岸協力会議の代表者らは、サウジアラビア・リヤドでの会議において、声明を発表し、根拠のない主張を繰り返すとともに、地域で情勢不安を招く活動を行っているとして、イランを非難しました。

イランのハティーブザーデ外務省報道官は19日金曜、ツイッターでこの声明に反論し、国連安保理決議2231への違反および、核合意からの離脱のかどで米国政府を非難しています。

イランは、米国のこうした無責任な行動や核合意への違反により大規模な損害を蒙っています。イランのバーゲリー・キャニー外務次官は、最近ヨーロッパ4か国(フランス、ドイツ、英国、スペイン)への訪問、そして、リャブコフ・ロシア外務次官および中国外務次官との会談において、今後の交渉の必要性としての、アメリカによる違法な対イラン制裁の効果的な解除を強調しました。

米国は、欧州トロイカたる英独仏とともに、表面上は核合意復活交渉の必要性を強調しているものの、その行動は、彼らがIAEA国際原子力機関を手段として利用し、イランへの圧力を強めるための調整シナリオを考案したことを物語っています。

イランの政治評論家エマード・アーブシェナース氏は、アメリカがイランとの間に抱えている問題が核問題を超えているとし、「彼らはイランが核兵器製造を追求していないことを熟知しているがゆえに、イランに圧力をかける言い訳をこね回しているだけである」と語りました。

IAEAとその西側加盟国が自らの義務や取り決めを履行しない中での、保障措置を超えた過剰な要求の押し付けや繰り返し及び、主張的な声明の発表は、ある意味で、政治目的のためにIAEAを手段として利用することに等しい。イランとIAEAの協力に関する国際的な世論操作や妄想的な疑惑の投げかけにより、核合意離脱後に生じた対米不信を隠蔽し、核合意の道を一方通行することが不可能であることはいうまでもありません。そのような行動を継続しても、失われた信頼を取り戻すことは不可能です。相手側の義務履行なしでのイランによる一方的な核合意内責務の履行は、不当な要求でしかありません。

欧米諸国がイランに対し法外で根拠のない主張や要求を繰り返していることから、彼らがウィーン協議の雰囲気に影響を与えるべく調整する政策を追求していると推測できます。

イラン外務省報道官による米国の二重基準に対する批判は、この点に言及しています。同報道官は、「イエメンへの7年間の侵略を含め、この地域での挑発行為と侵略の責任を負うべき国は、他国に対し根拠のない非難を浴びせ、これらの犯罪に対する責任から逃れ、国際社会の注目をそらすことはできない。米国は、世界で核兵器の使用歴を持つ唯一の国として、さまざまな国の内政への多数の介入という黒い経歴をひきずり、世界のさまざまな地域への武器の主な売り手として、対イラン世論操作や危機の煽動にもくろんている」と語りました。

間違いなく、そのような行動は、自らの正当な利益と権利の擁護というイランの意志に影響を与えないだけでなく、逆に現状の複雑化を招くことになると思われます。

 

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