12月 07, 2021 22:11 Asia/Tokyo

UAEアラブ首長国連邦のシェイフ・タフヌーン・ビン・ザイド国家安全保障顧問が、日帰りのテヘラン訪問において、イランのライースィー・大統領やシャムハーニー国家安全保障最高評議会書記をはじめとした、同国の政府関係者らと会談し、両国関係の改善について協議しました。

ライースィー大統領はこの会談で、「イラン新政権の対外政策における優先事項の1つは、近隣諸国との善隣外交である。このため、我々は対UAE関係の拡大を歓迎する」と述べています。

一方、ビン・ザイド顧問も「我々はこの地域に生まれ育った身であり、運命共同体である。このため、両国間の関係の発展は我々の議題である」としました。

シャムハーニー国家安全保障最高評議会書記とUAEアラブ首長国連邦のシェイフ・タフヌーン・ビン・ザイド国家安全保障顧問

また、シャムハーニー書記との会談でも、「イランは地域における強大な国として独特の地政学的位置づけにあり、世界の東西を結ぶ王道・大動脈的な存在だ」と語っています。

今回のUAEの政府高官のテヘラン訪問は、2016年にイランとUAEおよびサウジアラビアとの関係に緊張が生じて以来のことです。

ここ数ヶ月、UAEは外交政策のバランスを取り、イランとその同盟国シリアに接近するために多大な努力を払ってきました。

また、つい最近ではUAE外相がシリアを訪問し、同国のアサド大統領と会談しています。

政治・地域的な一部分野において対立・論争が生じているにもかかわらず、ここ数ヶ月間にイランとUAEの間の外交折衝が増加していますが、これは近隣同士の両国が関係改善を決意していることを物語っています。両者はともに緊張の高まりを回避し、特に貿易・経済分野での両国の既存能力を活用することで関係を管理したいと考えています。

イランとUAEの長年の関係の歴史において、経済関係は両国関係における最も重要な接着剤の1つとなっています。したがって、制裁下にあったり、さらに外交関係の縮小という最悪の時期においてさえ、UAEはイランにとっての5大貿易相手国の一角という地位を維持してきました。

UAE当局は、これまでの姿勢のいくつかを変更し、地域が同じ方向へ向けて取り組む必要があるという結論に達したとみられます。これに関して、政治評論家のモハンマド・メフディー・マザーヘリー氏は、「UAEは、地域外の大国としての米国の支援はもはや考えられないことを明白に悟っている。したがって、UAEはペルシャ湾岸の他のアラブ諸国と同様に、近隣諸国との関係を調整・改善するメカニズムを本格的に考えねばならなくなっている」とコメントしています。

 

 

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