1月 19, 2022 23:51 Asia/Tokyo
  • ライースィー・イラン大統領とプーチン・ロシア大統領との会談
    ライースィー・イラン大統領とプーチン・ロシア大統領との会談

ライースィー・イラン大統領が、プーチン・ロシア大統領の正式な招待により、両国間の政治・経済・文化面での関係拡大を目的に19日水曜、ロシアに向かいました。

ライースィー大統領のモスクワ訪問は、政治・経済および、地域・国際的協力面で重要性を持ち、地域外交の活性化およびアジア重視という第13期イラン政権のアプローチの実践を示しています。

イラン大統領はこれに先立ち、地域諸国や近隣国との関係を最大限に増大させるという第13期政権のアプローチに沿って、すでに中央アジアのタジキスタンとトルクメニスタンを訪れています。

イランとロシアの関係は、歴史を通じて多くの浮き沈みや紆余曲折がありました。しかし、近年において両国は様々な分野でより緊密な関係の構築と協力に向けた措置を講じています。

またこの両国は、特に経済、軍事、安全保障関係などの二国間問題の領域、ならびに米国の一極主義への対抗などの地域・国際的問題において、戦略的利益を共有しており、これは近年の緊密な二国間協力の重要な要素となっています。

アフガニスタン、イラク、シリアに関する問題、さらにテロ対策、一極主義への反対、イラン南部ブーシェフル原子力発電所建設での協力、ロシアからの核合意支持、米国の違法な核合意離脱に対するロシアの反対、そしてアメリカの対イラン制裁といった問題に関してイランとロシアが取っている共同のアプローチは、地域・国際情勢に対しこの両国が歩調を合わせている実例だと言えます。

経済関係拡大に向けた大規模な可能性

イランとロシアはいずれもアメリカの制裁下に置かれていることから、両国間の経済関係を深めることは、一方的な米国の制裁の影響を粉砕する上で効果的な方法です。しかし今のところ、科学技術、産業、機械・機器、発電所建設、鉄道の分野だけでなく、エネルギーや鉱山などの地下資源の探査の分野でも大きな可能性があるにもかかわらず、イランとロシアの間の経済関係のレベルはまだ望ましいものとは言えません。

ラブロフ・ロシア外相は、「イランとロシアの間の二国間協力の発展にもかかわらず、制裁は両国間の経済関係の構築に打撃を与えてきた」と語りました。

イランとロシアは2001年3月に「イラン・ロシア連邦間の相互関係と協力の原則に基づく条約に関する法律」と題する20ヵ年協定に署名しており、さらに現在、特に経済分野での新たな合意締結を追求しています。

アミールアブドッラーヒヤーン・イラン外相は、イラン・ロシア協力戦略文書が近く作成される、と述べています。

言うまでもなく、イランとロシアの当局者の意志はすべての分野での関係拡大にあり、経済協力の発展は両国政府の運営に関わる政治家にとっての実施課題となっている方策の1つです。また、イランとロシアのより緊密な関係は、国際舞台で多極主義が収斂を増して確定的になるためには吉報と思われます。イラン大統領のロシア訪問は、まさにこの枠組みでの評価が可能です。この訪ロはまた、経済関係の発展への障害排除のための解決策を見つける機会になる可能性があります。

ロシアの傑出したアジア学者で同国国立大学で教鞭をとるAlexander Palishuk教授はこれについて、「イラン大統領のロシア訪問は、両国の関係の発展を加速させるだろう。両国の指導者らは、両国間関係の拡大が両国の互いの国益になると見ている。このため、両国の指導者の支援は、関係の発展プロセスにとって良好な保証となる」と語りました。

 

 


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