8月 08, 2022 14:02 Asia/Tokyo

東京電力が今月3日、福島第一原発(福島県大熊町、双葉町)の汚染水を浄化処理した後の水の海洋放出に向け、海底トンネルなどの設備工事を4日木曜に始めると発表しましたが、これに対し市民団体が抗議の声を挙げています。

東京電力が福島第一原発の処理水の海洋放出に向けた設備工事の開始を発表した3日、福島県の市民団体は県庁前で抗議行動を展開し、原発が立地する自治体の首長らは風評被害対策の徹底などを政府に要請しました。

この抗議行動に参加したある男性は「地元民やほかの皆さんの了解を得ないまま東電が勝手に始めてしまったんです。これもまた大変よくないことですね」と率直な思いをあらわにしました。

また、もう1人の男性は「結果がすぐ出ないから東電が悪いことをしても、政府もそのころは彼らはいなくなってしまう。なおかつ因果関係は分からなくなってしまうから、もう無責任極まりないことをやってしまう」と述べています。

さらに、女性の参加者は「陸で保管する方法とか、色々提案もされているのに、それについて検討した様子もないし、こういうふうにこれは駄目だった、みたいな回答もなく、“流す”ということだけで決めてしまった。私はすごくおかしいと思うし、反対しています」と語りました。

海底トンネル掘削予定の海域・漁港付近では、漁業関係者が平常どおり作業に当たっています。

政府は、来年春の放出開始を目指すとしていますが、気象条件などで海上工事が遅れた場合、設備の完成は来年夏ごろにずれ込む可能性があるということです。漁業関係者を中心に反対の声は強く、実際に放出できるかは不透明となっています。

 


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