10月 04, 2022 21:06 Asia/Tokyo

東京都・渋谷のスクランブル交差点を歩く人々、日産の電動自動車工場、家電製品の販売店で品物を吟味する顧客、店頭でプレステを並べる店員、いずれも都内がごく普通の状況にあるように見えます。

しかし、日銀の調査によりますと、去る9月までの今年の第3四半期で日本の製造業の景気は悪化し、企業のインフレ予想は過去最高を記録しました。

これは原材料費の高騰により脆弱な経済の見通しが先行き不透明となったことによります。

日銀の「短観」調査によりますと、大手製造業の総合指数は、去る6 月のプラス 9 から 9 月にはプラス 8 に悪化し、市場予測の中央値プラス 11 を下回り、3 四半期連続で悪化しました。

今年度の企業の設備投資計画は、円安による輸出業者の追い風もありしっかりしたものとなっています。

しかし、世界経済の減速に対する懸念から、新型コロナウイルス大流行からやっと抜け出しつつある輸出依存型経済の見通しは、先行き不透明となっています。

これについて、農林中金総研・南武志理事研究員は「世界的な成長の鈍化が商品価格の下落を通じて原材料部門に打撃を与えたため、大手製造業者の状況は驚くほど弱かった。世界経済がさらに減速すれば、他の部門でも状況が悪化する可能性がある」と語りました。

 


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