10月 25, 2016 19:52 Asia/Tokyo
  • 日本とイギリスの共同軍事訓練

日本の航空自衛隊とイギリスの空軍が青森県の三沢基地で、初めて両国の軍事・安全保障関係を強化するための共同訓練を実施しました。

ガッファーリー解説員

日本は、「この訓練の実施の目的は日本とイギリスの空軍の戦術を向上させることだ」と述べています。このため、イギリス空軍の戦闘機4機が三沢基地に派遣されました。日本とアメリカ以外の外国の軍隊が国内で共同訓練を行うのはこれが初めてになります。

各国軍の共同訓練は広く行われていることですが、日本とイギリスがこれを行うのはアジア太平洋の情勢に注目すると、熟考に値します。日本は近年、防衛費を増加しようとしており、そのため、アメリカや、一部では韓国、オーストラリアとの共同の軍事・防衛・安全保障面での措置を歓迎しています。こうした日本のアプローチについて、政治・軍事問題の専門家の多くは、敵との対抗を目的にした日本の軍国主義の復活だと見ています。

さらに、日本は西側の大国との軍事関係を強化するために、これまで以上に防衛から脱し、軍事的優位に立つ国に変わろうとしています。ここ数年、日本は中国と北朝鮮を敵とみなし、明らかに日本の軍事力の増強に伴い、ロシアも歴史的な理由で日本の第三の敵となると見られています。

明らかに、日本はアジアの主権維持や平和の確立、日本の領土と呼ぶものを守るために、原則として対等な大国に変わるべきなのです。

中国と日本の間には多くの対立が存在し、これらの一部は歴史問題に端を発しています。時に日本の閣僚が靖国神社を参拝している問題も中国の怒りを引き起こしています。中国と共に韓国、ミャンマー、フィリピン、さらにはインドネシアも、戦中の旧日本軍の侵略の記憶に苦しんでいます。

東シナ海でのガス田開発もまた、日中の対立問題となっています。また歴史教科書の問題もあり、中国は日本の都合のいいように歴史が捻じ曲げられていると主張しています。しかしこれらの対立の全ては、ここ数年、東シナ海の尖閣諸島を巡る対立の影響を受けています。明らかに日本と中国による双方の主張を証明するには、時間を要しますが、どちらの国もそれぞれ独自の方法をとっています。日本とイギリスの共同訓練も、こうした方向から評価することができます。

日本は絶えず、北朝鮮の核兵器は地域の平和や安定にとっての明らかな脅威だと吹き込み、こうしたアプローチにより、韓国に対しても反北朝鮮の動きを煽っています。

一部の政治問題の専門家は、軍事分野でのロシアの能力とともに、北朝鮮の核能力、中国の地域や世界での信用を無視することは出来ないと考えています。そのため、この種の訓練は、その主催者の説明はさておき、実際、中国、そしてこの国の伝統的同盟国に対抗したものと見なされるのです。

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