4月 05, 2020 20:07 Asia/Tokyo
  • 高橋治之氏
    高橋治之氏

東京オリンピック・パラリンピックの招致活動に関連して数百万ドルを受け取っていた人物が、東京選定において主要な役割を果したと語りました。

現在東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会の理事を務めている高橋治之氏は2010年、このオリンピックの招致のためにおよそ8.9億円を受け取っています。

高橋氏はロイターとのインタビューで、招致委員会から受け取った多額の資金の一部は、五輪招致を推進するための飲食やIOC国際オリンピック委員会の委員らへのデジタルカメラやセイコーの腕時計といった手土産などの経費に充てたと話しています。

当時の世界陸連(IAAF)会長でIOC委員だったラミン・ディアク氏も、これらの手土産を受け取った一人として名前が挙がっています。

フランスは今年1月、ディアク氏と息子のパパマッサタ氏を、収賄や資金洗浄、ロシアの組織的ドーピング隠蔽への関与の疑いで起訴しています。

仏検察は、ディアク父子が世界陸連内部でロシアのアスリート23人に対するドーピング疑惑を隠蔽しようとして、”真の犯罪の加担者”になったとしています。しかしながら、同氏はこの疑惑を否定しています。

高橋氏はインタビューの続きで、自身がロビー活動家として有利だったのは、電通の専務をしていた時代にディアク氏や国際スポーツに影響力を持つ実力者らと知己を得ていた点だったと語っています。

ロイター通信は、東京2020オリンピック・パラリンピック招致委員会の銀行口座の取引明細証明書を入手し、その中に数百万ドルの支払いが2件含まれていたとしています。

さらに、仏検察がこのうちの1件のシンガポールのコンサルタントを通じた約2.3億円(230万ドル)の支払いについて、ディアク父子が東京五輪の招致をめぐり受け取った収賄を疑い調べを進めているとしています。

別の約1億4500万円(130万ドル)については、現在東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会会長を務める森喜朗元首相が代表理事・会長を務める非営利団体、「一般財団法人嘉納治五郎記念国際スポーツ研究・交流センター」に支払われています。

記事ではさらに、招致関係者を招くレセプションやパーティーで配られた高級時計のメーカーであるセイコーウオッチ社に約500万円(4万3500ドル)が支払われているとしています。 

高橋氏はロイターに対し、「招致委員会から受けた支払いについても、その使い方についても何ら不正なことはなかった」と語っています。 

また、レセプションやパーティーで手土産を渡すことは「当然である」としました。

 

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