首相と東京都知事が会談、緊急事態宣言には触れず
7月 06, 2020 17:57 Asia/Tokyo
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小池百合子知事と安倍晋三首相
5日日曜の東京都知事選で再選された小池百合子知事は6日午前、首相官邸で安倍晋三首相と会談しました。
ロイター通信によりますと、 小池知事は会談後、記者団に新型コロナウイルスの感染状況や来年に延期された東京五輪などについて情報交換したと明らかにしました。緊急事態宣言に関しては触れなかったとしています。
小池知事と首相は午前11時から15分弱会談しており、東京都では連日新規感染者が100人を超えているが、重症者が少ないことなどを首相と確認したということです。
会談では来年の東京五輪についても意見交換しており、安倍首相からはワクチンの開発状況などの説明がありました。一方の小池知事は東京都版CDC(疾病対策センター)の設置やワクチン開発支援などについて述べたということです。小池氏は五輪は経費やコロナ対策などの課題があると語っています。
小池氏は会談で、PCR検査を受けやすくし、補正予算を活用し医療従事者の支援を拡充すると述べたということです。
また、都内の感染者急増を受けて再発出が焦点となっている緊急事態宣言についてはやり取りはされませんでした。
小池知事は国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長から前日に都知事再選を祝うメッセージがあったことを明らかにし、「東京五輪はいくつかの大きな課題があり、組織委員会、IOCなどとこれから具体的な議論に入っていく」と述べました。
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