3月 06, 2021 20:00 Asia/Tokyo

東日本大震災が起きた10年前に被災地の一つとなった福島県浪江町で、元建設会社オーナーの加藤栄さん(57)が、置き去りにされた近所のネコたちを救うために自宅に踏みとどまっています。

震災時の津波によって事故を起こした東京電力福島第一原子力発電所が約25キロ先にある浪江町は、住民らが放射能汚染の脅威から逃れようと次々とから去って行きました。しかし加藤さんは、今なお除染が終わっておらず、訪問することは許可されているものの、厳密には寝泊まりすることは認められない帰還困難区域にある自宅に住み続けています。

加藤さんは、解体を手伝った空き家の中で死んでいるペットを見つけた時のショックを一つのきっかけに、この地に残る決意を固め、残されたペットたちの世話を始めました。保護する動物たちの世話だけでなく、日暮れ時に自宅の近くに集まってくるイノシシにもえさを与えており、それらの出費は月額70万円ほどになるということです。

「ここで生まれ育ったんで、親父がこれ建ててくれた家なんで、できるだけ壊したくないですね。本当に自分の故郷なんです」「最後のネコを看取ってから自分もなくなりたいと思います」「それをやって死にたいんですよ」と加藤さんは語りました。

 

ラジオ日本語のユーチューブなどのソーシャルメディアもご覧ください。

https://twitter.com/parstodayj

https://www.instagram.com/parstodayjapanese/

http://urmedium.com/c/japaneseradio

タグ