3月 08, 2021 16:02 Asia/Tokyo

東日本大震災から10年経ち、日本政府は東京オリンピック・パラリンピック開催に向けた準備の中で福島を国内復興のシンボルにしようと、除染が完了した地域への住民の帰還を奨励しています。しかし、今も消えない原発への恐怖、そして雇用やインフラの乏しさゆえに、多くの住民はまだ近づこうとしていません。

鵜沼久江さん(67)は10年前、2.5キロ離れた福島第一原発で原子炉のメルトダウンが始まったため、自宅から逃れました。今も立ち入りが制限されている地域にある自宅は、10年前の地震には持ちこたえたものの、何年も風雨と雪に苛まれて、今や崩壊寸前となっています。

鵜沼さんは今、東京近郊の埼玉県で野菜を栽培しています。日本政府が彼女の土地から汚染土を剥ぎ取ったとしても、3年前に埼玉で亡くなった夫が福島に戻ることはありません。

鵜沼さんの自宅周辺の放射線レベルは、いまだに東京の空間線量の約20倍です。

鵜沼さんに安心が戻るのは、福島第一原発の炉心部分が撤去された時です。しかし、その完了までにはまだ何十年もかかります。

「誰かがね、(原子炉に)工具1個落とせばいい。また爆発が起きるから」と鵜沼さんは原発の恐怖をそう表現しました。

 

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