10月 14, 2021 02:53 Asia/Tokyo
  • 子どもの自殺
    子どもの自殺

日本で昨年度中に自殺した児童や生徒が初めて400人を超え、また小中学生の不登校は過去最多の19万人以上に上ったことが明らかになりました。

NHKによりますと、13日水曜に発表された、全国の小中学校と高校および特別支援学校を対象とした不登校やいじめ、自殺などの状況に関する文部科学省の昨年度の調査結果によりますと、昨年は国内で自殺した児童生徒は小学生が7人、中学生が103人、高校生が305人に達し、合わせて415人と前の年度から100人近く増えて過去最多となり、この10年で2.7倍に増加しています。

今回の調査では、自殺した415人の児童生徒の置かれていた状況に関して最も多かったのは「不明」の218人で全体の半数を超えました。このほかでは「家庭の不和」が53人、「うつ病などの精神障害で治療中」が46人、「進路の問題」が44人、「父母などの叱責」が33人、世の中に価値がないなどと悩む「えん世」が22人、「学業不振」が20人となっているほか、「いじめ」が12人となりました。

また、学校を30日以上欠席した不登校の小中学生の人数は、前の年度から1万5000人近く増えて19万6127人と過去最多となったほか、不登校の子どもの割合も、この10年で小学生は3倍に増えて100人に1人に、中学生は1.5倍に増えて24人に1人となっています。

さらに、不登校の「主たる要因」として最も多かったのは小中学生ともに「無気力・不安」で、前の年度より7ポイント高の47%に、続いて「生活リズムの乱れなど」が、前の年度より3ポイント高くなり12%でした。一方で、「いじめを除く友人関係を巡る問題」は、前の年度より4ポイント余り減って11%となっています。

また今回は、コロナ感染への不安によるいわゆる自主休校など、「感染回避」の目的で30日以上休んだ人数も初めて調査され、小中学生と高校生で合わせて3万287人に上りました。

文部科学省児童生徒課の江口有隣課長は「結果からはコロナ禍による学校や家庭の環境変化が子どもの行動に大きな影響を与えていることがうかがえる。特に自殺者の増加は極めて憂慮すべき状況だ。SOSを発信しやすい取り組みを進めるとともに、登校できない子どもの学びの保障に努めたい」とコメントしています。

 

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