8月 06, 2020 23:00 Asia/Tokyo

アメリカは戦争で核兵器を使用した世界で唯一の国です。

1945年の広島・長崎への原爆投下では25万人以上が命を落としました。アメリカの当時の政府は、日本の帝国主義に大きな打撃を与えることなくして、アジア太平洋東部の戦争を終わらせることはできないと主張していました。アメリカの関係者は後に、日本の島々をひとつひとつ占拠し、東京まで攻めようとしていたら、何百万人と言う人間を殺害しなければならなかったと主張しました。彼らは人類史における最も恐ろしい殺戮を正当化し、「25万人の死は、日本本土への攻撃で数百万人が殺されるよりましだった」としています。

とはいえ、広島と長崎への原爆投下の問題は、戦後70年が経過した今も、政治家や歴史家の間で論争となっています。アメリカの当時の政府の公式見解とは異なり、一部の歴史家は、1945年の夏には日本の帝国主義は敗北を目前にしていたと考えています。そのとき、日本のすべての占拠地が奪還され、この国の経済は、戦費の継続と食料や燃料など基本的物資の不足により、崩壊していました。このため、もし数ヵ月後まで海軍が太平洋で持ちこたえられたとしても、通常兵器を使用していた日本は敗北を喫していたでしょう。しかしながら、こうした出来事は、初めて核兵器を手にしていたアメリカ政府にとって、よい結果にはなりませんでした。アメリカはしばらく前から、ソ連が核兵器を獲得しようとしていることを知っていました。第2次世界大戦後の世界は、ロシアがアメリカよりも先に核兵器を獲得していたら、アメリカ政府にとって恐ろしいものになっていたでしょう。このため広島と長崎に原爆が落とされたのは、日本を降伏させるためではなく、アメリカの世界支配を保証するためだったのです。

明らかに、もしドイツイタリア日本の枢軸国が降伏し、戦争が終結していたら、アメリカは、ライバル国であるロシアに対して自分達の核兵器の恐ろしい力を示す必要はなかったでしょう。言い換えれば、東アジアでの戦争末期は、アメリカが核兵器を戦場で試すことのできる最後のチャンスだったのです。この原爆投下の結果、多くの人が被爆し25万人が死亡しました。

現在原爆投下から75年以上が経過しています。こうした中、歴史の中で唯一の核兵器使用国であるアメリカは、多くの国の平和的核技術の獲得を妨げながら、自分は核兵器の質を向上させているのです。

 

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