1月 26, 2022 15:55 Asia/Tokyo
  • 福島・富岡町の帰還困難区域の一部が、24時間立ち入り自由化
    福島・富岡町の帰還困難区域の一部が、24時間立ち入り自由化

福島県富岡町の帰還困難区域の一部で、立ち入り規制の緩和により24時間立ち入りが自由化されました。

NHKが26日水曜、報じたところによりますと、来年春に避難指示の解除を目指す、福島県富岡町の帰還困難区域の一部で、同日日から立ち入りの規制が大幅に緩和され、24時間自由に立ち入りができるようになりました。

福島県富岡町は、帰還困難区域のうち、かつて住宅街だった夜の森地区など390ヘクタールの地域で、先行して除染やインフラ整備を行い、来年春に避難指示を解除することを目指しています。

この地域では、これまでは許可をとったうえで、午前9時から午後4時までの間しか、立ち入ることができませんでしたが、26日から規制が大幅に緩和され、24時間自由に立ち入りができるようになりました。

これを受けて、日本時間の26日午前9時にはバリケードが撤去され、避難先から訪れた車などが次々と中に入って行く様子が見られています。

まだ宿泊することは不可能であるものの、同町は今年の大型連休の間に帰還に向けた準備のために、自宅などに寝泊まりする「準備宿泊」の開始を目指しています。

この地域には今月1日時点で1176世帯、2729人が住民登録をしていて、今回の立ち入り規制の緩和により、長期滞在するための環境整備が進むことが期待されています。富岡町の山本育男町長は「11年長かったが、ようやくこの地域の復興の第一歩が始まる。商店街の店の整備などを進めるとともに、夜の森の桜並木がすべて自由に見ることができるので、観光面でも期待したい」と話していました。

また富岡町からいわき市に避難している松本義隆さん(75)は、「これまでは3か月に1度、訪れるだけだったが、立ち入りの規制の緩和で、今後は自宅に来る機会が増える見込みだ」とし、「今まで自宅に帰るのに許可が必要で、ものすごく不便だったが、自由に入ることができてうれしい。家や学校はなくなっているが、山や川は残っていて懐かしく感じる。自分の最期は、生まれ育ったふるさとで迎えたい」とコメントしています。

 


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