May 22, 2022 19:21 Asia/Tokyo

東京都内で過去最大規模の厳戒態勢がしかれる中、アメリカのバイデン大統領が日本に到着しました。   

日本の報道各社によりますと、就任後初めてアジアを訪問しているアメリカのバイデン大統領は22日日曜午後、最初の訪問国の韓国を出発し、日本時間の同日夕方、都内の米軍横田基地に到着しました。

バイデン氏がタラップに姿を現すと、林芳正外相やエマニュエル駐日米大使、在日米軍幹部が出迎えました。

日本滞在中は岸田首相との首脳会談に加え日米豪印の4か国の枠組み、クアッドの首脳会合に臨む予定です。

また、日本滞在中、中国への対抗を念頭においた新たな経済連携IPEF・インド太平洋経済枠組みの立ち上げに向けた協議の開始も表明する見通しです。

バイデン大統領が今回、初めて日本を訪問する最大の狙いは、「ロシア軍によるウクライナでの特殊軍事作戦が続く中でもアメリカのインド太平洋地域への関与は揺るがない」と明確に示すことにあります。

その理由として、アメリカが軍事作戦への対応に追われ、中国が軍事力を背景に影響力を増すインド太平洋地域への関与を「後回し」にするのではないかという懸念が関係国の間で生じていることが挙げられます。

このため、バイデン大統領は今回、日本と韓国という、信頼を置く東アジアの同盟国に足を運び、強固な同盟関係や、地域の安全保障への一貫した関与をアピールしたい考えです。

とりわけ、岸田首相との首脳会談では、アメリカの核兵器を含む軍事力による抑止力を同盟国に提供するいわゆる「拡大抑止」が強固で十分であることを再確認することで、中国をけん制したい考えです。

世界中の注目がウクライナ情勢に集まるなか、今回の訪日はアメリカにとっての最重要課題が、特に中国との向き合い方にあるというメッセージを伝えるものだと言えます。

バイデン大統領の今回の来日にともない、都内では警備が過去にない規模で強化され、約1万8000人の警察官が警備に当たっているということです。 

特に警視庁はロシアの特殊軍事作戦により、テロの可能性が高まっているとみて警戒を強めており、東京・港区のアメリカ大使館の周辺などで不審な車両がいないかどうか検問をして調べるとともに、大規模な交通規制をする予定です。  

 


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