アメリカ軍による空爆で、イラク兵90名が死亡
12月 10, 2016 19:51 Asia/Tokyo
イラクの軍事筋が、同国北部モスルにある治安部隊の拠点に対するアメリカ軍の空爆で、イラク軍兵士90名が死亡、100名以上が負傷したことを明らかにしました。
ロシア・スプートニク通信が、イラク・バグダッドから伝えたところによりますと、この軍事筋は10日土曜、「アメリカ軍の戦闘機が、モスルでイラク軍の第9装甲部隊を誤爆し、これによりおよそ90名のイラク兵が死亡したほか、100名以上が負傷した」と表明しました。
また、この空爆でイラク軍の多数の装甲車や軍事施設が破壊されたとしています。
アメリカ主導の有志連合軍は、これまでに何度もイラク軍の拠点を誤爆しています。
テロ組織ISISに占領されているモスルの解放に向けた、イラク治安部隊の大規模な作戦は、イラク空軍や有志連合軍による空からの後方支援を受け、今年の10月中旬から開始されています。