サウジアラムコ社へのイエメンの空爆で、サウジの産油プロセスがかく乱
9月 15, 2019 02:43 Asia/Tokyo
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イエメン軍の無人機による、サウジ・アラムコ社の施設への攻撃
イエメン軍の無人機が、サウジアラビアの国有石油会社・サウジアラムコの石油施設を攻撃したことから、同国の産油プロセスがかく乱されています。
イエメン武装軍のイフヤー・サリーア報道官は14日土曜、「サウジアラムコ社所属の製油所が、10機のイエメン軍の無人機により攻撃された」と語りました。
ロイター通信は情報筋の話として、「今回の攻撃により、サウジアラビアの原油生産の大半に支障が生じ、1日当たり500万バレル相当の石油生産に影響するだろう」と報じています。
専門家の見解では、サウジアラビア政府は今回の被害を隠蔽できないだろうと見られ、その理由としてこの石油施設にて1日あたり数百万バレルの石油が精製されており、世界市場でこの石油の量の減少が直ちに明白化することが指摘されています。
イエメンのシーア派組織アンサーロッラーの政治評議会のあるメンバーも、「わが国に対するサウジ主導アラブ連合軍の攻撃が停止されない場合、侵略者の拠点に対する無人機やミサイルでの攻撃も続行され、イエメン軍はサウジ領内の奥深く、さらには同国の首都リヤドにまで進軍するだろう」と述べました。
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