イラク戦争、米国人一人当たり8,000ドルの負担
2月 08, 2020 15:40 Asia/Tokyo
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イラクに展開する米軍
米ブラウン大学の新しい研究によりますと、米国人は、イラク戦争のために一人当たり約8,000ドルを負担しています。
米国のビジネス・技術ニュースの専門ウェブサイト・ビジネスインサイダーによれば、ブラウン大学の「戦争経費プロジェクト」という新たな研究で、2003年のイラクに対する米軍の攻撃費用は、米政府に2兆ドル以上の出費となったことがわかりました。
この報告書によりますと、米国防総省の推定では米国の納税者は、イラク戦争のために平均8,000ドルを支払った計算になります。この数字は国防総省の見積もりをはるかに超えています。
イラクで実際に米国にかかった戦費は、国防総省が認めた予算を超えており、米国防総省の予算を確保するため、直接納税によって賄われるその他の省庁の予算が削減されました。
国防総省は以前、イラク、アフガニスタン、シリアでの戦争全体で、米国の納税者1人当たりの負担は約7,623ドルとなると推定していました。
また、イラクでの戦費が膨大な額に上ることもさることながら、米ブラウン大学は、米国がイラク、アフガニスタン、パキスタン、シリアでのいわゆる「対テロ戦争」に関わるすべての活動に6.4兆ドル以上を費やしたと見積もっています。
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