イエメン・シーア派組織、「イエメン封鎖と侵略は犯罪」
1月 24, 2021 17:38 Asia/Tokyo
-
イエメン封鎖と侵略
イエメンのシーア派組織アンサーロッラーのムハンマド・アブドルサラーム報道官が、「イエメン封鎖と戦争は犯罪であり、その継続は犯罪を倍増させることに等しい」と語りました。
レバノンのニュースサイト・アルアヘドによりますと、アブドルサラーム報道官はイエメンへの軍事攻撃と封鎖の続行に関して、サウジアラビア主導アラブ連合軍に警告すると共に、侵略者らに対し手厳しい報復を与えるとして脅迫しています。
また、「犯罪者たるアラブ連合軍がその犯罪を止めない場合には、彼ら自身がその甚大な代償を払わされることになるだろう」としました。
アンサーロッラーは22日金曜にも、サウジ主導侵略者連合軍が同組織の支配下にある5つの州内の地域に対して空爆を行った、として非難しています。
サウジアラビアは、アメリカ、アラブ首長国連邦、その他の複数国の支援を受けて、2015年3月からイエメンに侵攻し、アラブ圏のこの最貧国を完全に封鎖して、制裁を加えてきました。
この戦争で、これまでに1万6,000人以上のイエメン人が殺害され、数万人が負傷しています。
さらに、数百万人ものイエメン人がアラブ連合軍による封鎖のため飢餓の危機に瀕しており、また国連の発表では、イエメンは世界最悪の人道的危機にあるとされています。
ラジオ日本語のユーチューブなどのソーシャルメディアもご覧ください。
https://twitter.com/parstodayj