3月 02, 2021 20:20 Asia/Tokyo

戦争で荒廃し、サウジ主導アラブ連合軍の包囲下にあるイエメンでの人道的状況について、国際機関から警告が出されていると同時に、イエメン戦争の終了を求める国際世論の声が高まっています。

現在イエメンでは、合わせて1,600万人が飢餓に直面しており、そのうち500万人は餓死寸前の状態にあります。

サウジアラビア主導アラブ連合軍は、2015年3月から複数のアラブ諸国が集まった連合という形で、米国の支援と暗黙の了解のもと、追放されたハーディ元イエメン大統領の復権を口実に、自身の政治的目的と野心を実現するため、アラブ圏最貧国のイエメンに対して大規模な攻撃を開始しました。この攻撃の結果として、イエメンではこれまでに数千人の人々が殺害されています。

特に新型コロナウイルス大流行の最中でのサウジアラビアの軍事侵略により、アラブ圏最貧国のイエメンは、食糧と医薬品の深刻な不足に直面しています。

イルナー通信によりますと、スイス・ジュネーブの国連事務所内のイラン代表であるバガーイー・ハーマーネ氏は1日月曜、国連人権理事会において、イエメン戦争中のサウジ主導アラブ連合軍への武器支援の停止を求めました。

そして、「戦闘を煽っている人々は、罪のない人々を殺すためだけに使用される武器の売却の中止を確約するべきである」と述べました。

イエメン最高政治評議会のメンバーのムハンマド・アリ・アル・フーシ委員は、国連が1日に開いた、イエメンの支援に関する国際会議に反応して、「イエメン市民への最大の支援は、侵略を中止し、イエメンの人々を苦しめる飛行禁止措置や封鎖を解除させることである」とツイートしました。

グテーレス国連事務総長は、イエメンに軍事的解決策がないことは何年も前から明らかであった、と強調し、「イエメンに対する侵略は大量虐殺であり、中止すべきである」と語りました。

ドイツのマース外相も1日月曜、「イエメンの人道的状況はここ数週間悪化している。人道援助がイエメン市民の手に届くことを妨害する輩には、圧力をかけるべきである」と述べました。

一方、国連の人道問題担当事務次長のマーク・ルカク氏は1日月曜、イエメンで起きている「過去数十年間で世界最悪の飢饉」を防ぐためには約40億ドルの支援が必要だ、と強調しました。

 

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