7月 02, 2022 18:39 Asia/Tokyo
  • 米ハワイ州の真珠湾にある米海軍基地
    米ハワイ州の真珠湾にある米海軍基地

米ハワイ州の真珠湾にある米海軍基地で昨年11月、米軍関係者ら約6000人が吐き気や頭痛、発疹などの症状を訴えた騒動で、ジェット燃料が水道に混入したことが原因だったことが判明しました。

ロシア・スプートニク通信が、米海軍が最近まとめた調査結果によるAP通信の1日金曜の報道として伝えたところによりますと、騒動の発端は2021年5月にさかのぼるということです。

当時、ホノルル市の真珠湾・米海軍基地で第二次世界大戦時から使われている石油貯蔵施設のジェット燃料を別のタンクに移動させる際に約8万リットルの燃料が誤って漏出し、その大部分は消火設備に流れ、半年にわたって滞留し続けました。

同年11月には、溜まった燃料によってたるんだ消火設備に荷車が衝突する別の事故が発生し、対応した担当者は事故で漏れ出した燃料を除去したものの、十分な設備がなく、すべての燃料を回収することができなかったということです。

こうした人的ミスが重なった結果、計約1万9000リットル(一般的な湯船の約100杯分)の燃料が基地の貯水設備に入り込み、汚染された水が水道管を通って周辺の設備や官舎に供給される結果となりました。

除去にあたった担当者は燃料をすべて回収できたと思いこみ、上層部に報告していなかったため、水道への燃料の混入が明らかになったのは健康被害が現れてからだったということです。

これにより6000人が「水あたり」の健康被害を訴え、基地内に住む米軍関係者やその家族ら約4000人は一時転居を余儀なくされました。

燃料はホノルル市の一般水道設備には混入しませんでしたが、市当局は地下の帯水層を経由して汚染水が入り込む可能性があるとして、市民40万人向けの取水設備を停止する事態に発展しました。

米軍は世界各地の基地にある48の燃料貯蔵施設の状態を確認するなどして、再発防止に努めるとしています。

 


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