9月 07, 2022 15:32 Asia/Tokyo

ロシア首都モスクワにあるメガバンク・VTB銀行が、世界中の銀行間の金融取引の仲介と実行の役割を担う組織SWIFT・国際銀行間通信協会のシステムを経由しない、中国への元による送金ルートを立ち上げました。

西側諸国は、ウクライナにおけるロシアの特殊軍事作戦実施への反応として、これまで数回にわたって、ロシアの政界要人やエネルギー部門、金融機関の大部分に対する制裁の行使を表明してきました。

西側諸国による対ロシア制裁の1つには、ロシアの複数の銀行とSWIFTとの関係遮断が挙げられます。

VTB銀行は今回、「我々はロシアの銀行としてはじめて、SWIFTを回避して中国への人民元での送金ルートの立ち上げに成功したと」表明しました。

ロシアでは、西側から制裁を受けて米ドルやユーロの入手が制限されて以来、中国元の需要が増大しています。

VTBをはじめとしたロシアの大手銀行に対する制裁により、事実上これらの銀行と国際的金融システムの間のやり取りは遮断されています。

VTBのアンドレイ・コスティン最高経営責任者(CEO)は、発表した声明において、「新たな現実は、国際的決済におけるドルおよびユーロの使用の大幅な受け入れ拒否につながる」と表明しています。

ロシア第2のこの大手銀行はまた、「1回あたりの最大送金額は 2,000 万ルーブル ($328,677) で、毎月の上限は1億ルーブルと定められている」としています。

VTBはさらに、今年末には中国元および、西側以外の外貨による融資の開始を視野に入れています。

ロシア政府は、自国への制裁を行っていない国々での金融インフラ拡大を目指しており、ロシア最大の銀行であるズベルバンクも先日、人民元立ての融資を開始したことを発表しています。

 


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