2月 24, 2020 17:39 Asia/Tokyo
  • インフルエンザ
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中国での新型コロナウイルスによる死者が日々増える一方で、アメリカでは2017~18年に6万1千人がインフルエンザで死亡し、さらに昨年から今年にかけての短期間で約1万人の米国人がインフルエンザで命を落としていることが判明しました。

世界で毎年多数の人々が罹患する危険な感染症の1つがインフルエンザです。これは非常に伝染力が強く特に寒さの厳しい時期には大勢の人々が罹患しています。

ここで興味深い点は、インフルエンザの発生源の1つに米国が含まれ、他のどの国よりも米市民が大勢インフルエンザに罹患していること、さらに年間数千人の米国人がこの感染症で死亡していることです。

米CDC疾病対策予防センターの報告によれば、2010~19年の過去10年間で、かなりの人がインフルエンザにより死亡しているということです。

2017~18年にインフルエンザで死亡した米国人の数は6万1000人とされています。

この時期は米国で最もインフルエンザが猛威を振るった期間とされ、4500万人もの米国人がインフルエンザに罹患しています。

また、米国でインフルエンザによる死者が最も多かったのは2014~15年で、その1年間で5万1000人が死亡、罹患者数は3000万人とされています。

新型肺炎感染拡大の報道の裏で、アメリカでは2017~18年にインフルエンザで6万1000人が死亡

 

こうした中、中国で新型コロナウイルスの感染拡大の報道以降、米国ではインフルエンザ流行に関するニュースが検閲されているのが現実です。

2019~20年に米国では1900万人がインフルエンザにかかり、18万人が入院しました。うちおよそ1万人が亡くなり、その60パーセントは子供でした。

今年米国では、インフルエンザの流行シーズンが例年より早く始まりました。流行のピークは昨年11月中旬で、このときにはB型インフルエンザが猛威を振るっていました。この種のインフルエンザは子どもがかかりやすく、このシーズンにインフルエンザに罹患し検査を受けた人の半分以上が、ほかの年齢層より病気にかかりにくいとされる25歳以下の若者や子どもでした。

新型コロナウイルスおよびインフルエンザのどちらのウイルスも、咳や発熱のほか、一部の例では呼吸困難など、互いに似た兆候や症状を示します。しかし、この2つの最大の相違点として、新型コロナウイルスに罹患する可能性があるのは、中国への渡航者であったか、あるいは感染者との接触があった人だということが指摘できます。

米ミネソタ州ロチェスターの大手総合病院メイヨークリニックのウイルス・ワクチン研究者グレゴリー・ポーランド氏は、「新型コロナウイルスは大半の米国人、そして中国に渡航歴のない人、感染者との接触がなかった人にとって感染の可能性は少ない。むしろ米国人の間に潜むもっと重大な危険因子はインフルエンザのほうだ」と語りました。

また、「我々は全員、世間で騒がれている新型コロナウイルスの危険に瀕していて、それを否定はしない。だが、既に認知され治療法やワクチンもあるはずのウイルスで年間1万人から3万人が死亡しているという事実に注意を払っていない」と苦言を呈しました。

ポーランド氏は最後に、「新型コロナウイルスの問題が米国でさらに深刻化すれば、我々は問題に直面するだろう。現在我々のクリニックは、インフルエンザ罹患の兆候のある患者で既に溢れている」と述べました。

 

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