4月 12, 2016 20:09 Asia/Tokyo
  • 中国と北朝鮮に警告を発するG7の声明

中国が12日火曜、G7主要7カ国の声明に、南シナ海や東シナ海での中国と一部地域諸国の対立が盛り込まれたことを非難しました。

ガッファーリー解説員

G7の外相は、広島の会合で、中国と近隣諸国の海の対立について触れ、中国の姿勢を強く非難する声明を発表しました。

G7に南シナ海や東シナ海での対立に関与する義務があるかについては、見解の相違が存在します。ドイツを除き、カナダ、イタリア、アメリカ、日本、フランス、イギリスは、中国と一部の政治・経済問題に関して対立を有しています。このため、G7の外相が、中国が彼らには関係ないと主張している問題を、G7の会合で議論するのも頷けます。

南シナ海や東シナ海での中国と一部の近隣諸国の対立は、誰の目にも明らかです。G7がこの会合を中国に圧力をかけるために利用したことから、中国はG7に対し、第一に領土問題に干渉しないよう求め、G7の責務は、このグループに関わることだけだとしました。

中国の関係者は、この声明の発表者に対して、「世界の経済成長の回復の流れは今も鈍い。このため、G7はこうした状況の中、地域の対立に介入するのではなく、国際的な協力や経済状況の回復に向けて正しい管理に努力を集中させるべきだ」と述べました。

中国は何度も、「この二つの海域での立場と政策は明らかなものだ」と述べてきました。中国政府は、この二つの海で、航行の自由を侵害することなく、インフラを建設することは自らの権利だとしています。戦略家にとって、南シナ海は、国際貿易にとって重要な水路と見なされ、調査によれば石油や天然ガスが埋蔵されています。重要な点は、G7がこの声明を発表することで、中国がこの産油地域が中国を手放すことになれば、明らかにこの国の経済に打撃がもたらされるということを指摘している点です。

中国はこれまで、近隣諸国との領土問題に関して非合法の、強制的な仲裁は受け入れないということを示しており、このためG7の行動を、無責任で平和の流れに反するものと見ています。

アメリカのケリー国務長官も、この会合に参加する機会を用いて、アジアやそれ以外の同盟国と協調し、北朝鮮を追加制裁行使で脅迫しました。ケリー長官は北朝鮮に対して、危険な、脅迫めいた行動を続けるなら、明らかに国際社会からの更なる制裁に直面するだろうと警告を発しました。

G7の立場と、中国や北朝鮮に警告を発する声明発表に注目すると、G7は産業や経済の問題ではなく、政治や安全保障の問題に目を向けていることが分かります。これは、中国をけん制するための政治的なアプローチや戦略以外のものではないのです。

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