核軍縮に向けた米露の交渉が終了
6月 23, 2020 16:03 Asia/Tokyo
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核軍縮に向けた米露の交渉が終了
オーストリアの首都ウィーンでの、ロシアと米国による軍備管理をめぐる協議が終了しました。
在オーストリア・ウィーン国際機関のウリヤノフ・ロシア常駐代表は、自身のツイッター上で、軍備管理をめぐる協議が終了したことについて触れ、「公式な評価は後で発表されるだろう」としました。
ロシアのリャブコフ外務次官とビリングスリー米大統領特使(軍縮担当)は22日月曜、1年間の中断を経て両国の核兵器に関する協議をウィーンで再開し、その翌日の23日火曜、この協議を終えました。
この協議は、ウィーンで2日間(22日月曜と23日火曜)の予定で開催され、新START・新戦略兵器削減条約の延長に焦点が当てられることになっていました。
ロシア外務省はこれに先立ち、リャブコフ次官とビリングスリー特使が22日と23日に、武器管理協定の将来について、双方(米国とロシア)の間ですでに合意された問題について協議を行う、と発表していました。
新START条約は、2010年にロシアと米国の間で調印されており、現在この条約は、両国間での唯一の武器管理条約となっています。
この条約は2021年2月に期限が切れますが、米国はこれまで、この条約延長への意欲を表明していません。
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