米ロ、核軍縮プロセスの存続めぐり合意の第一段階へ
10月 10, 2020 17:34 Asia/Tokyo
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アメリカとロシアの国旗
米ABCニュースが、アメリカとロシアが核軍縮プロセスの存続をめぐり、初期段階の合意に達したと報じました。
ABCニュースのウェブサイトは、「アメリカとロシアは、現在両国間で唯一残る軍縮合意を救済するため、初期段階の合意を締結した」と報じました。
一方、ある情報筋はABCニュースの論評に関して、「もっとも、この初期段階の合意が新STARTの延長につながるか否かは明らかではない」としました。
この情報筋はさらに、「手続きがうまく進捗すれば、米ロ間の合意は来月3日の米大統領選前に発表される可能性もある」としています。
複数の報道からは、トランプ米大統領とプーチン露大統領は軍縮合意に調印したものの、協議当事者らは合意の検証やその遵守条件などに関する詳細をはっきりさせる必要がある、との指摘がなされています。
米ロが新START条約に同意しなければ、この条約は来年2月に失効します。
トランプ大統領は昨年、アメリカとしてINF中距離核戦力全廃条約を破棄する旨を明らかにしました。
ロシアはアメリカに対し、軍拡競争が激化した場合、緊張や情勢不安が今以上に高まりかねないとして警告しています。
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