米議員が、首都警備の州兵の地下駐車場での夜明かしに憤激、謝罪
1月 23, 2021 20:58 Asia/Tokyo
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地下駐車場での米兵士ら
ジョー・バイデン米大統領の就任式実施時に、首都ワシントンで警備に当たった州兵らが寒々しい地下駐車場での夜明かしを迫られたことが判明し、大きな非難を受けています。
フランス通信が23日土曜、報じたところによりますと、今月6日の米連邦議会への乱入事件を受け、ここ数日議事堂付近の警備に当たっていた州兵2万5000人の多くは、長時間の勤務の合間に議事堂の床での休憩や仮眠が許可されていました。
しかし、バイデン氏の就任翌日に議会が業務を再開した21日午後、何者かにより州兵は近くの地下駐車場に移動させられています。
州兵関係者によりますと、連邦議会警察が州兵に駐車場へ移動するよう命じたということですが、連邦議会警察はこれを否定しています。
この駐車場は、トイレや、携帯電話などを充電できるコンセントなどの設備がほとんどなく、これらの州兵は蛍光灯の光の下で横になるという事態を招きました。
一部の議員らは、「州兵の多くはそれぞれの出身州から駆け付けているにもかかわらず、このような扱いを受けている」として怒りをあらわにし、議員らは22日午前、州兵らに面会し謝罪しました。
また、同日午後にはファーストレディーのジル・バイデン氏が、議会で任務に就いている州兵らのもとに電撃面会に訪れ、チョコチップ入りのクッキーを振る舞い、州兵らと一緒に写真に収まったということです。
一方、連邦議会警察のヨガナンダ・ピットマン長官代行は、「けさの時点で、州兵全員が議事堂施設内の場所に戻されている」としました。
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