3月 04, 2021 19:29 Asia/Tokyo
  • 北方領土
    北方領土

ロシアのペスコフ大統領報道官が、同国での政権交代の場合に日本が返還を強く求めている北方領土(ロシア名・クリル諸島)を日本に譲渡する可能性があると報じるメディア記事の閲覧を控えるよう求めました。

ロシアのペスコフ大統領報道官

 

ロシア・スプートニク通信によりますと、ペスコフ氏は記者団に対し、「このようなマスコミの記事を読まないでください。 日本を含むすべての国に非常に多くの極端論者、そのような極端な思考を持つ人々を支持する非常に多くの人たち、そしてこのような極端な思考を二国間関係の発展に向けた建設的なアプローチに置き換えようとしている人々が非常にたくさんいる」と述べています。

また、ロシアと日本のコンタクトはその豊かさの点で抜きんでていると指摘し、新型コロナウイルスの世界的流行が収束してすべての人が普通の生活に戻ったときにこの動きが継続されるよう期待する、としました。

さらに、「われわれは日本との関係を大切にしており、大統領はこれについて繰り返し話してきた。われわれは日本との関係を発展させ、二国間関係の最も困難なすべての問題を対話で解決する」と語っています。

これに先立ち、ロシア極東サハリン州のワレリー・リマレンコ知事は、ラジオ局「KPサハリン」のインタビューで、「日本との互恵的協力はクリル諸島をめぐる領​​土論争を取り払い、サハリンとロシア本土を結ぶ橋の建設は、投資家にとってサハリンと北海道を結ぶ回廊建設への刺激となるだろう」との考えを示しました。

北方領土問題は、日本とロシアとの間の領土問題として、 第二次世界大戦の終結後から今なお未解決のまま、二カ国の間の障害となっています。

ロシアと日本の間にはすでに70年以上も平和条約が存在しておら ず、日本は1855年に結ばれた日露通交条約に基づいて国後、 択捉、色丹、そして歯舞群島を要求しています。1956年に日本との共同宣言に署名した際、当時のソ連は 日本との平和条約が締結した後に、 日本へ歯舞と色丹を引き渡す可能性を検討することに同意していますが、国後・択捉の扱いについては触れられていません。

またソ連は、1960年に日本が米国と日米安全保障条約を締結 した後に、日ソ共同宣言での約束を拒否した上、 その後に行なわれた数々の協議も成果に至っていません。

 

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