6月 25, 2021 03:30 Asia/Tokyo
  • 米軍   
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アメリカ国防総省の最新報告から、特に退役者をはじめとしたアメリカの軍人らの間での自殺例が増加していることが判明しました。

この報告は、過去6年間米軍に勤務した4万5,000人以上の人々あるいは、退役軍人が自殺したことを明らかにしています。

新たな報告はまた、特に前例のない自殺傾向が米軍人らの家族に広がったことによる社会的影響について警告しています、特にアメリカ軍人の家族の間でも自殺が広がっています。

政治学の専門家でジャーナリストでもあるCarol Giacomo氏は、「全体的な自殺率を含めて、1日当たり20人の米軍人が自殺している。これは、この方法で命を落とした人々の数が、アフガニスタンとイラクでの戦争で死亡した全米軍兵士よりも多いことを示している」と語りました。

どうやら米軍、特にアフガニスタンとイラクでの戦争に参加した人々の間で蔓延している自殺という現象は、ホワイトハウスが過去20年間に果てしない戦争を開始した結果の1つと見なされるべきであるように思われます。自殺により命を落としたアメリカ兵の数は、2001年9月11日以降の戦争で死亡した兵士の数の少なくとも4倍に上ります。

実際に、アメリカ国防総省による最近の発表は、イラクとアフガニスタンでの20年間の戦争中に精神的に「疲れ果て」、多くの精神的障害に苦しんでいる米軍兵の精神的被害の氷山の一角を示しているに過ぎません。

アフガニスタンでの戦争は、米国に2.4兆ドルもの出費を強いることとなりました。20年前の米国主導のアフガニスタン侵攻以来、2,400人以上の米軍が死亡し、数千人が負傷しています。

次の段階で、アメリカは2003年3月に国連安保理の許可なしにイラクを侵略しました。アメリカのイラク占領中には、約5,000人のアメリカ人兵士が死亡、ほか数千人が重傷を負っています。このように、米国は果てしない軍国主義を扇動するアプローチを採用し、この中で数千人のアメリカ兵の死を引き起こしたことになります。

しかし、アフガニスタンとイラクでの戦争と両国の占領の継続に参加した数千人ものアメリカ軍人は、あらゆる種類の精神病に苦しみ、帰国後は家族や社会で、暴力や異常な行動に走り、挙句の果てにはこれまで強いられてきた耐え難い状況を理由に、最終的には自殺という道を選んでいるのです。

心理学者は、一生涯の間に40日以上戦争の最前線にいたアメリカ軍人のほぼ全員が、残りの人生においてある種の精神病に苦しむ可能性が高い、との見解を示しています。

米軍兵士の自殺は、これらの人々の家族を破壊するだけでなく、彼らが所属していた部隊の士気と内部の結束も破壊しています。

自殺に関して行われた研究は、戦闘状態におかれたこと、さらにはストレス、精神的被害、薬物乱用、個人的な問題といった事例を指摘しています。

同時に、ほかの一部の心理学者の視点から見て、イラク・アフガニスタン占領中における米軍の非人道的な行動、上級将校による部下への悪態などを含む他の理由により、米軍兵の間では鬱病と挫折感、自殺が増えたとされています。米軍兵の多くは帰国後、新しい状況に適応できず、多数のアメリカの退役軍人は生活上の問題・多難に直面しており、自分たちの生活条件の改善への失望・絶望感が彼らを自殺へと追い込んでいるのです。

 

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