7月 20, 2021 17:44 Asia/Tokyo
  • イランとアメリカの国旗
    イランとアメリカの国旗

米紙ウォールストリートジャーナルが、「米政府は、オーストリア・ウィーンでの協議が合意に至らなかった場合の中国向けイラン産石油輸出に関する新たな制裁実施を検討中である」と報じました。                                                  

ウォールストリートジャーナルは、独占スクープとして、アメリカが現在交渉が滞っているウィーン協議の中断にイランを追い込み、同国に高い代価を払わせる方策として、イラン石油の中国輸出に対するより厳しい新制裁を検討中であると主張しました。

この記事は、米政府関係者と情報筋の話を引用して、アメリカは核合意復活を目的とするウィーン協議に揺さぶりをかけるために、イランに協議継続を求めたうえでそれができない時に罰を科すことを目的とした、複数の選択肢を検討しているとしています。

ウォールストリートジャーナルが引用した米政府関係者の主張によれば、現在草案段階にあるこの計画は、輸送網を対象とした新たな制裁行使により、増加しているイラン原油の中国向け販売を停止に追い込むものだということです。

ウィーン協議の第6ラウンドの終了後、アメリカ関係者らは複数の発言において次ラウンドのための準備ができていると主張してきましたが、その一方で、イランに対しこのような砲弾を浴びせています。

イラン外務省のハティーブザーデ報道官は19日月曜、ウィーン協議に関してイランが取る立場を再度強調し、「米政府が国連安保理決議2231号に従って自国の責務を履行し、イラン側がそれを検証・確認でき次第、自明のことながら、イランもすぐに自国の責務履行を再開するだろう」と述べました。

アメリカのバイデン政権関係者らは、「最大限の圧力」政策の失敗を繰り返し認めているものの、これまでに核合意への復帰に向けて必要な措置を開始してはいません。

米政府は、双方が核合意に復帰した場合にのみ、対イラン制裁を解除するとしています。しかしこのような主張の裏側には、イランの責務実施に対する検証はすぐに行えるのに対し、アメリカが行うべき制裁解除の検証・確認には少なくとも3~6ヵ月の時間を要するという状況があるのです。

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