ウィキリークス、「ブラジル大統領代行は米諜報機関に協力」
2016年05月14日22時11分
内部告発サイト・ウィキリークスが、ブラジルのテメル大統領代行とアメリカの諜報機関が関わりを持っていたことを暴露しました。
ロシアのスプートニク通信が14日土曜、報じたところによりますと、ウィキリークスは2006年1月11日と6月21日付けの文書を公開しており、これらの文書はテメル大統領代行がアメリカの諜報機関に協力していたことを示しています。
これらの文書の1つはまた、テメル大統領代行がルラ前大統領時代のブラジルの政治情勢に関する情報を、中南米地域のアメリカ軍の指揮本部に送付したことを示しています。
ブラジル上院は12日木曜、賛成55、反対22で同国のルセフ大統領の職務停止を可決しました。
これにより、ルセフ大統領は半年間の職務停止処分となり、テメル副大統領が大統領代行を務めています。
ルセフ大統領は、2013年のブラジル大統領選挙における汚職の疑いが持たれています。
ルセフ大統領は、このような汚職疑惑を、反対派によるクーデターに向けた陰謀であると見なしています。