ベネズエラの産油量がイランの支援により2倍に増加
1月 22, 2022 18:54 Asia/Tokyo
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ベネズエラの産油量
べネズエラの石油生産量が、米の制裁の回避におけるイランなど各国の技術的支援により、倍増しています。
ファールス通信によりますと、ベネズエラ国営石油会社の元関係者ホアン・フェルナンデス氏は、「わが国の石油生産は、イラン製の石油系有機溶剤のひとつであるシンナーの助けにより、増加している。シンナーは、ベネズエラの重油の粘着性を低下させる上で必要なものだ」と語りました。
また、「石油の増産と価格高騰は、ベネズエラのマドゥロ政権に注目に値する収益をもたらしている」としました。
世界最大の石油埋蔵国のひとつであるベネズエラは、一時期は南米諸国で最も裕福な国でしたが、近年は制裁行使や資産凍結、国際市場での協議妨害などアメリカの行動により、世界産油国ランキングで2017年の12位から、2019には21位に転落しました。しかし、同国の国営石油会社の統計によれば、同国の2020年の原油輸出量は日量37万6500バレルに達しています。