1月 25, 2022 19:21 Asia/Tokyo
  • ロシア・ウクライナ間の緊張
    ロシア・ウクライナ間の緊張

ウクライナ問題をめぐるロシアと西側諸国の間の政治的緊張が続いていることを受け、西側の指導者らがオンラインでのサミットを実施しました。

シュルツ・ドイツ首相は24日月曜夜、米国、ウクライナ、フランス、ポーランドの各国大統領、英国とイタリアの首相、欧州委員会の議長、欧州評議会議長、そしてNATO北大西洋条約機構の事務総長の参加を得て、ウクライナ情勢に関するオンライン会合を主催しています。

 

この会合の終了声明では、「本サミットの参加者は、ロシア軍の大規模な動きとその結果生じる緊張について深刻な懸念を表明し、ロシアが注視されるべきであるという点で見解が一致した」と述べられています。

 

これらの国々の首脳陣は勿論、ロシアに緊張緩和に向けた措置を要求しました。そして、あくまでも協議を通じてのヨーロッパの安全保障と安定の問題をめぐってはあくまでも協議を通じて解決すべきことで合意するとともに、2019年12月のロシアとドイツ、フランス、ウクライナの首脳から成る「ノルマンディー・フォーマット」の枠組みにおけるドイツとフランスの助力を含む、外交努力の継続に向けた用意があることを強調しています。

 

西側諸国は、ロシアが国境地帯への軍の配備によりウクライナへ侵攻するつもりだと主張しています。しかし、ロシアは自国領内でのロシア軍の移動はロシアの主権の一部であり、他の国には何の関係もないことを繰り返し強調してきました。

 

こうした中、これと同時に各メディアは、ウクライナ兵数千人が、反体制派に掌握されている同国東部国境近隣に配備されていると報じています。こうしたニュース報道により、ロシアとウクライナの間の軍事衝突の可能性が高まっています。これにより、米国とこれに同盟するNATO加盟国は、ウクライナに軍事装備を配備、供与するだけでなく、ウクライナへの派兵の準備があると公言するまでになっています。

 

カービー米国防総省報道官は24日月曜、「8,500人の米軍が出動態勢を整えている。この措置は軍隊を準備し、米国がNATOとの連帯を確実に強化することが目的だ」と主張しました。

 

オースティン米国防長官はバイデン大統領の要請により、派兵に向けて米軍の出動態勢を整えさせるよう命じました。カービー報道官はまた、派兵はまだ最終決定されていない、と述べています。

 

また、英国のジョンソン首相もウクライナ問題をめぐってのロシアへの政治的圧力を強めようと努力する中、「ロシアの対ウクライナ侵略は痛ましく流血を伴うものになると予想され、ロシア・チェチェン共和国で発生した出来事がウクライナでも起こる可能性がある」と語りました。

 

一方のロシアは、西側の緊張扇動やロシアに対する彼らの広範な心理戦、およびプロパガンダ戦を批判しています。ロシア大統領府は24日、声明を発表し、東欧諸国に対するアメリカの軍事援助を引き合いに出し、ウクライナ危機をエスカレートさせたとして米国とNATOを非難しました。

 

ウクライナは現在、米国主導のNATOとロシアとの間の緊張の温床となっています。米とNATOがロシアの安全保障要求、特にウクライナがNATOに加盟しないことの保証請求を無視したこと、およびロシアの国境付近でのNATO軍とその基地の配備を拒否したことにより、ロシアは西側に強い警告を発する結果となりました。

 

しかし、米国はヨーロッパやNATO内の欧州同盟諸国、さらにウクライナとともに、依然としてロシアに対し侵略的なアプローチを続けているのです。

 


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