May 16, 2022 19:16 Asia/Tokyo

アメリカの国際金融情報サイト・ブルームバーグが、大規模な対露制裁が発動された後、ロシア政府が行っている資本フローの管理によって、2022年の露通貨ルーブルのレートが強化されていると報じました。

ロシア・スプートニク通信によりますと、ルーブルはブルームバーグが動向調査を行っている31の主要通貨の中で、もっとも好調な通貨の一つとなっています。

ルーブルの対ドルレートは2022年の年初から11%上昇しました。

ルーブルがこれほど強くなった理由は、政府が時宜良く、規制措置を講じていることにあります。

ブルームバーグによりますと、対露制裁を背景に、露政府は資本フローのコントロールを実施し、輸出業者に対し、貿易取引による売上で得た外貨を売却するよう義務付け、ガスの供給に対してはルーブルでの支払いを要求しています。

ブルームバーグはまた、「厳しい状況において、財政の安定維持を目的に資本フローをコントロールすることで効果が得られることは、これまでにも世界で実践され、証明されてきた」としています。

加えて、ロシアのルーブルは、今回講じられた措置に対し、同様の措置が取られた他の通貨よりもより良い効果が得られている上、完全に回復することができずにいるトルコ・リラやアルゼンチン・ペソを追い抜いています。

ルーブルは去る3月中ば以降、国内で導入された中央銀行の通貨と資本フローのコントロールによる効果が出たあと、ドルに対しても、ユーロに対しても、同様に強くなっています。

また外貨に対する需要は低下し、輸出業者らは売上高の80%に相当する外貨の売却が義務付けられました。

こうしたことを背景に、2022年3月10日のドルとユーロのレートは、モスクワ証券取引所で、対ドルで121.5ルーブル(239.54円)、対ユーロで132.4ルーブル(261.03円)という最高値を記録しました。

しかし、今月5日には、対ドルレートは2年前の最低レベルの65.31ルーブル(128.76円)、対ユーロでは69.72ルーブル(137.46円)まで下落しています。

 


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