May 17, 2022 19:44 Asia/Tokyo

 スウェーデンのリンデ外相が17日火曜午前、ロシアの警告を無視してNATO北大西洋条約機構への加盟申請書に署名しました。

これにより、スウェーデンのNATO加盟に向けた正式な手続きが始まったことになります。

ロシアによるウクライナでの特殊軍事作戦がが欧州に安全保障上、地政学上の激変をもたらすなかで、スウェーデンは数十年に及んだ軍事的中立に終止符を打った形となりました。

米CNNによりますと、今回の措置について、リンデ氏は「非常に厳粛な一大事であり、スウェーデンにとって最良の結論に到達したと感じる」と述べています。

加盟手続きにかかる期間ははっきりしていませんが、リンデ外相は長くて1年に及ぶ可能性もあると指摘するとともに、申請書は一両日中にフィンランドとともに提出され、その後はNATO側の手続きになると説明しました。

一方、ロシアのプーチン大統領は16日月曜、ロシア・モスクワで開かれたCSTO集団安全保障条約機構の首脳会議で、フィンランドとスウェーデンのNATO加盟について、ロシアにとっての直接的な脅威にはならないと強調する一方、「軍事的なインフラがこの領域に拡大すれば、確実に我々の反応を引き起こすだろう」とし、「両国への軍備拡張があれば、確実に対抗措置を取る」と述べています。

また、NATOの拡大は「人為的」だと述べ、NATOは地理的な目的を逸脱して「最善ではないやり方」で他の地域に影響を及ぼしているとの見方を示しました。

プーチン大統領によりますと、CSTO加盟国は16日、軍事協力に関する共同声明を採択することになっており、加盟国首脳には、首脳会議の非公開会合でウクライナでの特別軍事作戦に関する詳細を説明するとしています。

ロシア外務省も同日、スウェーデンがNATO加盟を正式申請した数時間後、「これに関して生じる国家安全保障への脅威を阻止するため、我々は軍事技術面などの報復措置をとることを強いられる」との声明を発表し、「スウェーデンのNATO加盟は、北欧および欧州大陸全体の安全保障に重大なダメージを引き起こす」と警告しました。

 


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