May 22, 2022 19:26 Asia/Tokyo

フランスの月刊紙ル・モンド・ディプロマティークが、「現在、欧州諸国へのロシア産天然ガスの供給に長期的に取って代わることができる供給業者はない」と報じました。

ロシア・スプートニク通信によりますと、去る2月24日にウクライナでロシアが特殊軍事作戦を開始して以来、アメリカとこれに同盟するそのほかの西側諸国は、ロシアに対する制裁というアプローチを踏襲してきました。

しかし、西側諸国はこのような行動をとっておきながら、特に石油や天然ガスなどの経済部門における対ロシア制裁の強化により、国際エネルギー市場やヨーロッパ経済がこれまで以上にかく乱されることを危惧しています。

同紙によりますと、ノルウェー、オランダ、アルジェリア、およびその他の供給業者は、予備としての供給は可能なものの増加する燃料の需要に長期間対応することはできない、ということです。

また、「ロシアに背を向けたいという欧州諸国の願望は、石油とガスの分野で確立された秩序にぶつかっている。差し迫った禁輸措置が要求するほど迅速にこの秩序を変えるのは難しいだろう」としています。

欧州は内戦が続いているリビアからのガス供給を期待できず、エジプトはロシアとの関係を保つために、供給者になる予定もないと見られています。

ル・モンド・ディプロマティークによりますと、米国は欧州諸国へLNG液化天然ガスの供給の増量を期待し、この状況を利用することを計画しています。

これより前、米金融情報サイトブルームバーグのアナリスト、ヴァネサ・デセム氏とウィリアム・ウィルクス氏は、ロシア産ガスの停止がドイツのエネルギー部門に戒厳令をもたらす可能性があるとの予測を示していました。

EUは2027年までの露産エネルギーへの依存からの脱却をを目指しており、5月初旬にはEUによる露産石油の一部禁輸案が議論されました。

しかし、各国のエネルギー保障政策に関わるため、交渉は難航しています。

 


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