ロシア外相、「西側製品への依存を絶つべき」
May 24, 2022 16:23 Asia/Tokyo
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ラブロフ・ロシア外相
ラブロフ・ロシア外相が、「わが国の中枢インフラは、西側諸国により供給される製品への依存を絶つ必要がある」と語りました。
イルナー通信によりますと、ラブロフ外相は、ある式典において、ロシア・中国関係の強化の必要性に触れ、「ロシアの経済安全保障の確保のためには、西側諸国の製品の輸入を止める必要がある」と述べています。
また、「ロシアは自国、そして他者に追従せず、信頼できることを証明している国のみに依拠するだろう」としました。
そして、欧米諸国の関係者による反ロシア的な表明に反論し、「ロシアが敗北してしかるべきだと発言した西側の政治家らは、わが国の歴史に関してわずかしか情報を持っていない」と語っています。
ウクライナ戦争は3ヶ月目に突入しており、同国へのロシアの軍事攻撃への反応や、西側による対ウクライナ武器送付は今なお続いています。
ロシアは、欧米諸国による対ウクライナ軍事支援により、同国での戦争が激化し想定外の結果を招くだろうとして警告しています。
ウクライナ戦争および、ロシアの孤立化に向けた西側諸国の工作により、穀物や食用油、農業用肥料やエネルギーが値上がりしています。
こうした中、オランダのルッテ首相は23日月曜夜、「EU内で今週中に対ロシア制裁の第6弾の可決に向けて、見解が一致する可能性がある」と語りました。