6月 06, 2022 19:31 Asia/Tokyo
  • ベネズエラ原油の対欧出荷
    ベネズエラ原油の対欧出荷

イタリア石油大手エニとスペインの同業レプソルが、早ければ来月にベネズエラから欧州に原油出荷を開始する可能性が浮上しています。

ロイター通信が5日日曜、米ヒューストンおよびワシントンから事情に詳しい5人の関係者の話として報じたところによりますと、米国が2年前に対ベネズエラ制裁を強化して以来停止していた、同国債務の原油での現物返済が再開するということです。

また関係者の1人によりますと、両社が受け取るとみられる原油の量は多くなく、国際価格への影響は限定的だとみられ、しかも米国務省が2社に出荷再開の許可を与えたということです。

バイデン米政権は、ベネズエラ産原油が欧州によるロシア産への依存を低下させる取り組みを後押しし、中国向けベネズエラ産原油の一部が欧州向けに振り替えられることを望んでいます。

またこうした構想には、ベネズエラのマドゥロ大統領に、米国が支持する野党側との対話再開を促す狙いもあるということです。

エニとレプソルはPDVSA国営ベネズエラ石油と合弁事業を展開しており、未払い債務や遅延している配当に原油の現物払いを受けることが可能になります。

関係者の1人はまた、両社は受け取った原油を欧州以外で販売することが禁じられている、としました。

米国は米シェブロンやONGCインド石油天然ガス公社、仏モレル・アンド&プロムには債権の返済にベネズエラ産原油を受け取ることを認めていません。

この5社は全て、トランプ前政権のベネズエラに「最大限の圧力」をかける政策の下で2020年半ばに原油受け取りを停止しています。

 


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