7月 27, 2020 22:07 Asia/Tokyo

イスラム教徒の宗教義務のひとつに、ハッジ・メッカ巡礼があります。

経済的、身体的に巡礼が可能なイスラム教徒は皆、生涯に一度、現在のサウジアラビア西部にあるメッカのカアバ神殿に足を運ぶことが義務付けられています。イスラム教徒カアバ神殿の方角、キブラに向かって礼拝を行います。つまり、世界のどこにいても、カアバ神殿に向かって礼拝をするのです。カアバ神殿はイスラムの出現以前、神の命により、預言者イブラーヒームによって新たに建てられ、その後、ここは唯一神信仰にとって象徴的な場所となりました。カアバ神殿は四角形で黒い石が置かれ、幕で覆われています。興味深いのは、カアバ神殿がイランの純粋なバラ水によって清められていることです。

 

イスラム初期の時代、まだカアバ神殿がイスラム教徒の礼拝の方角に定められていなかった頃、イスラム教徒たちは現在のパレスチナにあるアクサーモスクに向かって礼拝をしていました。パレスチナとアクサーモスクがイスラム教徒にとって重要なのは、これに由来します。

 

メッカ巡礼には特別な儀式があります。そのうちのひとつは、カーバ神殿の周囲を7度周回することです。また、メッカ巡礼は、イスラム暦のゼルハッジャ月に行われることが義務とされています。ただし、ほかの月に行われるメッカ巡礼も巡礼とみなされ、これはウムラ・小巡礼と呼ばれます。

 

メッカ巡礼は、イスラムの教えのすべてを網羅する包括性の象徴です。メッカ巡礼では、毎年、世界各国から巡礼者がメッカに集まり、ともに交流し、情報交換を行います。また、メッカ巡礼の儀式により、サウジアラビア政府に大きな商業利益がもたらされます。巡礼者は一連の儀式を終えたあと、犠牲祭を祝います。犠牲祭は神の命によって、預言者イブラーヒームが息子のイスマーイールをいけにえにささげようとした出来事に由来する祝祭です。イブラヒームは神の命を実行する上で迷うことがありませんでした。神はイブラーヒームの許に一頭の羊を送り、息子イスマーイールの代わりにこれを捧げるよう命じました。現在、巡礼者はそれに倣って羊をほふり、神に犠牲として捧げているのです。

 

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