7月 28, 2022 13:30 Asia/Tokyo

皆様こんにちは。このシリーズでは、イランで実際に使われているペルシャ語の生きたことわざや慣用句、言い回しなどを毎回1つずつご紹介してまいります。

今回ご紹介するのは、「私の口舌から毛が生えてきた」です。

ペルシャ語での読み方は、Az zabaan-e man muu dar aamadeとなります。

この表現は普通、「口舌から毛が生えるほど言った」という形で使われることが多く、日本語で言う「口をすっぱくして言う」に近い表現とされています。

ペルシャ語でのこの表現はどちらかといえば、口舌から毛が生えるほど繰り返し言ったのに、全く意味がない、相手は全く耳を貸そうとしない、といった場合によく使われているようです。

ただ、ネットが発達した最近では、実際に口頭で伝えるのみならず、ある事柄について、ネットやSNSで繰り返し伝えるという場面が増えているのではないでしょうか。実際に私自身も、「この問題については、ユーチューブのサーバーが落ちるぐらい動画を出してきた」という表現がなされているのを聞いたことがあります。現在では、こういう言い方の方が相応しいかもしれませんね。

ところで、「口舌に毛が生える」という言い方についてですが、調べてみましたところ、舌の表面が毛の生えたような状態になる「毛舌」という病気があるそうです。典型的な状態が黒色であることから、黒毛舌や黒舌症ともいわれ、口腔内を不潔にしておいたり、抗菌薬やステロイド剤の投与、トローチ、軟膏などを利用したために起こることが多いとのことです。

実際に医学的にも、口舌に毛が生える病気が存在することから、ペルシャ語でもこのことわざは、どちらかといえばあまり好ましくない状況を指して使われているようです。以上、今回は少々医学的な話題も取り上げてみました。次回もどうぞ、お楽しみに。

 


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