8月 11, 2022 14:30 Asia/Tokyo

皆様こんにちは。このシリーズでは、イランで実際に使われているペルシャ語の生きたことわざや慣用句、言い回しなどを毎回1つずつご紹介してまいります。

今回ご紹介するのは、「折れた手は使えるが、壊れた心はそうではない」です。

ペルシャ語での読み方は、Dast-e shekaste be kaar mi-ravad, ammaa del-e shekaste naとなります。

これは読んで字のごとく、そのままの意味でも皆様にご理解いただけれるのではないでしょうか。日本語でもよく言われる「体の傷は治っても、心の傷は治らない」という表現に相当するかと思われます。

物理的な物事は取り返しがついたとしても、精神面や心理面での償いは非常に難しい、あるいは不可能であるという考え方は、世界に共通するのではないでしょうか。事故や戦争などそのものは表向きは収束したとしても、そこで失われた命は戻らず、精神的な打撃はずっと残るという話は、人類の歴史の中で繰り返されてきています。また、私たちの日常生活におきましても、武器などを使わなくても、言葉や態度で人を傷つけるという事例はよくあることだと思われます。そして、身体的に何かをされたときよりも、悪口雑言や態度、対応などを受けたときに、私たちはより大きなショックを受けるのではないしょうか。

さらに、昨今では直接の言葉や態度ではなく、ネット上での誹謗中傷も非常に大きな問題となってきており、それにより自殺にいたったなどという事件も聞かれます。どれほど時代が下り、手段こそ変化しても、人間が物的面よりも心理面での傷が中々治りにくいことは今も昔も変わらないようです。どれほど時代が下っても、人の心を傷つけないよう、言動に注意を払いたいものですね。それではまた。

 


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