9月 15, 2022 16:08 Asia/Tokyo

皆様こんにちは。このシリーズでは、イランで実際に使われているペルシャ語の生きたことわざや慣用句、言い回しなどを毎回1つずつご紹介してまいります。

今回ご紹介することわざは、「礼拝をしない1人の人間のために、モスクの扉が閉ざされることはない」です。

ペルシャ語での読み方は、Baraaye yek bii-namaaz  dar-e  masjed   raa   nemi-bandadとなります。

このことわざは、文字通りの意味から何となく本来の意味をご想像できた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

現在ですと、このことわざは例えば、一部にはその有り難味や価値のわからない人がいるかもしれないが、だからといって他者への貢献やよい行いをやめてはならない、一部の恩知らずな人のために、それを必要とする大多数の人からそのサービスが奪われてはならない、というときに使われます。また、私たちがある行動を起こし、貫こうとするときに、中にはそれを邪魔したり、嫌がらせをしてくる人も必ずいるが、それに屈することなく抵抗し、その努力を続けるべきだ、という場合にも使われているようです。

ここで皆様にご注目いただきたいのは、このことわざに出てくるモスクが必ずしもイスラム寺院としてモスクそのものだけを指すのではなく、先ほどご説明したような一般大衆向けの何かのサービス機関や、あるいは個人的な他者への貢献、建設的な活動などのたとえであり、礼拝をしない人というのは、そうしたサービスや貢献、活動を妨害したり、歯向かったり、またはそうしたサービスによる公共の福祉を横取りしようとするような人のことをさしている、ということです。

今や世界の総人口が80億人にも達しようとしている中、世界に色々な考えや趣向の人がいるのは当然ですね。私たちが正しいことだと思って何か行動を起こそうとした場合、または何かの考えを表明した場合、反対派や妨害する人、自分とはどうしても考えの合わない人などが一定数出てくるのはごく自然なことでしょう。

しかし、仮に誰かに否定されたとしても、必ず支持してくれる人や応援してくれるもいます。ましてや、賛成派が多数を占めているのであれば、自信を持ってその活動や努力、貢献を続けてみてはいかがでしょうか。それではまた。

 


ラジオ日本語のソーシャルメディアもご覧ください。

Instagram     Twitter     Youtube     urmediem


 

タグ